第6回「頭脳戦」
2004/02/04

アリス 「……皆さんおはようございます、こんにちは、こんばんは」
リエナ 「う〜ん……なんかめんどいネ。朝昼晩の挨拶をまとめたナイスなものはないのカナ?」
エイリ 「ごきげんよう」
もみじ 「エイリさんの口調的には合ってますけど、ほかの航空ガールが言ったらマ○ア様が○てるに──」
レオナ 「はいは〜い、そこまでですぅ〜」
もみじ 「もごもご……(手で口を押さえられてる」
ジェラ 「ジェラ・エンゲージ!」
ツアギ 「……交戦してどうする……」
カタリーナ 「まあなんでもいいんじゃない? どうせ秋元中尉の自己満足なんだし
ルナ 「ここは航空ガールの雑談部屋、アバウトな空間です」
フェメナ 「そういう事ね。細かい事なんて気にしてても、どうせ秋元はなんとも思っちゃいないわ。考えるだけ無駄
ガーベラ 「結局は考えるのが面倒くさいだけじゃな」
怜 「世の中そうやって廻ってるの。理不尽な事、意味不明な事、理解しがたい事、信じたくない事、嘘であって欲しい事……エトセトラ」
ミオ 「なんだかにゃぁ……ネガティヴな事柄ばっかだにぇ
秋元 「ん。議論終了した所で第6回の始まりだ」
アリス 「……はい、マスター」
ガーベラ 「今回は何かの?」
秋元 「ふっふっふっ、今回は頭脳戦だ」
もみじ 「なんですの? それ」
エイリ 「…………たぶん……そのまんまだろうね……」
秋元 「前回、前々回と戦闘機が有利なものばかりだったと、ブーイングが航空ガールから出たので、今回は頭脳戦にした」
レオナ 「って事はぁ……電子戦ですかぁ?」
ミオ 「できなくもないけどにゃぁ……」
ツアギ 「……そんな高等な技術がついていると思っているのか? ……試作機だぞ……」
フェメナ Fackin' jap! 試作機にそれを求めないでよ」
リエナ 「できるよ♪ なんてったってあたしは、敵陣地奥深くまで強行偵察する戦闘偵察機。戦闘もできるし、ECMポッドをつければ機体内臓のECM装置と併用して、ある程度の電子戦も可能だよ♪」
もみじ 「電波索敵も電子戦に含まれますわ」
ガーベラ 「ふふふ……やっとわらわが活躍できるのじゃな、待ちわびたぞ! この勝負、電子戦機娘・ガーベラが貰い受けるぞえ。なんと言ってもわらわは電子戦機じゃからな。負ける要素など微塵もないぞえ
リエナ 「電波娘の間違えジャン?」
ガーベラ 「なにを言うか、このお調子偵殺娘が」
リエナ 「全部事実だからなんとも思わないよ♪」
ルナ 「多少のECMは可能ですが、それは自己防衛程度止まり。Su-37jkEには勝てないです」
カタリーナ 「しっかしまた極端な……。さすが中尉ね、やる事が違うわ。いろんな意味でね
秋元 誉め言葉として受け取っておこう! さあ、これが今回の競技種目だ!」
エイリ 「……なんですの? これは……?」
怜 「テスト用紙?」
リエナ 「げげぇ……これってもしかして──」
アリス 「……その頭脳戦ですか」
ジェラ 「はぁ……成る程」
秋元 「そんじゃ、頑張れな! じゃ!」
もみじ 「突っ込まれる前に逃げましたわね……」
ミオ 「と、とりあえずやってみるにゃ」
ツアギ 「……しかたないわね…………秋元のフランカー・スキー振りに免じて……やってやるさ……」
秋元 「最高の誉め言葉だ!!」



アリス 「……問12、戦略と戦術の違いを述べよ。……戦略は戦争全体に影響する事柄……戦術は一つの戦闘に影響する事柄」
リエナ 「問2、偵察とはぁ? 簡単♪ 簡単♪、探って殺るだネ♪(違っ
怜 「問21、コンビーフの“コン”は何か?。……知らないわそんな事。大体なんでコンビーフ?」
レオナ 「問23、猫パンチをしなさいぃ〜? 猫パンチぃ〜?」
ツアギ 「……問なのか? これは……」
ミオ 「魚の名前を漢字で答えよ? え〜と……鯖に、鰹に、鯛に、鰯に、鰊に……」
ルナ 「問38、宇宙の果ては何がある? ……そんな事知りません
フェメナ 「問34、YF-22とYF-23、どっちがいいですか? ……It is foolish! YF-23に決まってるでしょ、私を誰だと思ってるのかしら」
エイリ 「問34の答えは……YF-22、と。まあ当然ですわね、灰色幽霊みたいなキワモノ戦闘機なんかに負けませんことよ」
フェメナ 「何ですってぇ……聞こえたわよ? カクカクひし形戦闘機のくせに。私のほうがいいってCoolなNice guyも沢山居るの知ってた?
秋元 「どっちもカッコイイだろうがよって聞いてないなコイツら」
エイリ 「お〜ほっほっほっほ、なんならここで決着をつけてもいいんですのよ? もっとも、今なら接近戦になるわねぇ? 勝ち目あるのかしら……機動力で劣る貴女に?
フェメナ Shit! ステルス性で劣る貴女は、本当なら私の踏み台になる筈だったのよ!」
ジェラ ああなったら放っておくのがいいであります。ええと、問39……トビリシの就役時の名は? 簡単であります、“アドミラル・クズネツォフ”であります。正確にはアドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ。海上試験中はトビリシでしたが、就役直前に改名しているであります。問40、トビリシを持ってきなさい……無理です
もみじ 「なになに……JE-1の重量増の原因は? ……喧嘩売ってますわね
ミオ 「鰻に、鮒に、鮎に、鯉に……」
ガーベラ 「問46、キーロフを持ってきなさいとな。むむ……キーロフは無理じゃのう。ちとデカすぎる」
カタリーナ 「なんかどんどんむちゃくちゃになってきてるわ。て言うか、中尉の趣味じゃん
アリス 「……問55……原潜タイフーンをゲットしてきなさい。……まず、タイフーンを拿捕するには、その2基ある推進器を短魚雷で破壊するか、若しくは……」
ガーベラ 「途中から面倒くさくなったんじゃろうな」
ミオ 「鯨に、鯔に……ああ、おなかへったにゃあっ」
ツアギ 「…………予想はしてたけどね……」
ジェラ 「トビリシは持ってこれません。ああ……自分はどうしたらよいのでしょうか? でも命令は命令でありますし……」
秋元 「さ〜て時間だ、答案用紙回収! アリス、よろ」
アリス 「……はい、マスター」
もみじ 「っていつの間に沸いてきたんですの……。とても不親切で唐突な出現ですわね。突っ込まないアリスもアリスですわ」
「人をラグナのモンスターみたいに言うな。まあ、しいて言うなら時間沸きモンスだな(ぉ」
アリス 「……回収、完了しました」
秋元 「よ〜しよし、ありがとうアリス。さて、ちょっとまっててな」
ガーベラ 「どう考えても無理じゃろうて、あの問題。途中から願望になっていたしのう
レオナ 「猫パンチってなんですかぁ〜?」
ミオ 「おなかへったにゃ……」
怜 「何やってるの? アリスちゃん」
アリス 「……タイフーンの拿捕は無理ですが、せめて、タイフーンに関する資料を集めようとしています」
リエナ 「2軸推進の原子力潜水艦だネ。資料によって水面下の船体が曖昧なんだよネ〜。ていうか稼動してるかどうかも不明ジャン *2004年当時
エイリ 「あら、戻ってきましたわ」
カタリーナ 「全問正解は絶対ないわね」
秋元 「アテイション!(注目) 発表しま〜す。まずは13位中、12位から。12位は、リエナっ」
リエナ 「ええ〜、なんで? 納得いかないよ〜」
秋元 「リエナの回答は微妙にずれてる。さて次、11位は……ジェラっ」
ジェラ 「がーん……やはりどうやってトビリシを運ぼうか考えすぎて時間切れになったのが原因でありますか……」
秋元 「ええい、めんどい! 10位から5位まで! レオナ、ツアギ、エイリ、フェメナ、カタリーナ、ガーベラの順だ」
エイリ 「わ、わたくしがフェメナに負けるなんて……」
フェメナ 「ふふふ……当然ね」
ツアギ 「…………ッチ…………」
レオナ 「訳分かんないですぅ〜」
カタリーナ 「真面目にやるのもおかしくなったのよ」
ガーベラ 「まあ、電子戦機を甘く見るなという事じゃ」
秋元 「さて、4位から2位まで。もみじ、ルナ、怜だ」
怜 「かなり電波な内容だったわよ」
もみじ 「途中で訳が分からなくなりましたわ」
ルナ 「マスターの言う通り、秋元中尉はな人ですね」
秋元 「さて残りは……1位と13位だが」
アリス 「……私とミオさんしか居ません」
ミオ 「にゃあ? どっちがビリにゃ?」
秋元 「ごほんっ、では1位を発表します! …………1位は、アリスです!!
アリス 「……あ……私ですか」
ミオ 「にゃ〜、ミオがビリかにゃ!?」
ツアギ 「……ミオ、ずっと魚の名前書いてただろう? …………だからさ……」
ミオ 「だって、魚の名前を漢字でって──」
フェメナ 「良く見てよミオ、最後に[(5匹)]って書いてあるでしょ」
ミオ 「にゃにゅあ! だまされたにゃ! 今日はやけ食いにゃ!」
秋元 「ふむ、アリスは全問何かしらの答えを出してるな。無茶なのもそれなりの解答が書いてある、えらいぞ(なでなで←アリスの頭をなでてる)」
アリス 「……ありがとうございます、マスター」
秋元 「まったく、みんなもアリスを見習って……」
リエナ 「むかっ。そんなこと言うと……偵察するよ。しかも寝てる時に
レオナ 「絨毯爆撃の標的になりたいんですかぁ? わくわくしてますよぉ、精密爆撃なんて面倒な事はしないであげる。……大丈夫よぉ、痛くしないからぁ」
ガーベラ 「いろいろ妨害するぞえ? そうじゃな、例えば精神的に追い込むとか」
もみじ 「ああ、言い忘れてましたけど……わたくしの解答用紙の一番下、よ〜く見てくださいまし」
秋元 「んん? ……[覚悟はよろしいですこと?]──やばっ
もみじ 「JE-1が重くなったのはわたくしのせいではありませんけど、JE-1はわたくし同然……体重が重いなどと言われて黙ってる程わたくし、や・さ・し・く・ないですわよ
秋元 「ア、アリス! 逃げるぞ!」
アリス 「……はい、機体と同化します」

キィィィィィィィン

エイリ 「逃げましたわ」
怜 「あらあら、いいコンビネーションね。さすがアリスちゃんだわ」
カタリーナ 「もみじも同化したけど、追いつけるの?」
ルナ 「JE-1の最高速度では追いつけないね。ノーマルのSu-37jkは高高度で最大マッハ2.9、対してJE-1は最大機速820キロのターボプロップ機。勝ち目なしです
もみじ 「う〜、くやしいですわっ。追いつけませんもの、この借りはいつか返しますことよ〜! アリスもアリスですわ、秋元さんの手助けなどと……」
リエナ 「まあ、アリスはそういう性格だからネ。あたし達のほうが優先順位が低いんだよ」
ガーベラ 「マスターである秋元殿の言葉が、全てにおいて優先されるのじゃな……難儀よのう。では、この辺で失礼するぞえ」
通信妨害中 ザザ……ザザ……ザ……ザ……ちょっと阿呆すぎたか? 問題。……ザザ……ザ……ザ…………さあ、どうでしょう? ……ザザザー────


秋元 「アドミラル・クズネツォフ……いい艦だなぁ(悦」



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