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「…………また何か来たようだよ。無人、かな」 |
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「またって、このあいだ来たっていうミサイル・ボックスのこと?」 |
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「……ううん、違う。空を飛んでいるもの」 |
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「はは〜ん、そうなるとFXシリーズだネ。あいつら根暗だから、面倒だよ〜」 |
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「誰が根暗ヨ、誰が」 |
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「なぁんだ、HLかぁ。根暗って言うよりナマイキって感じ?」 |
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「な、ナマイキとは失礼ナお子様だワ。
あなた達、人間なんカ乗せてるカラ、余計な気を使いすぎてウマク戦えないんジャないの? 欠陥ジャないの?」 |
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「……機械だけでは、どうしようもない事が幾多々あります」 |
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「人間ナンテ邪魔よ、無駄な感情があるシ。私のヨウに、無感情に戦闘を行うマシーンを、現場は欲してイルのよ」 |
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「破壊衝動はたっぷり持ってるジャン」 |
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「命令通りニやっているマデよ。主たるA型の私ガ、従順なB型を従えテ、ね」 |
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「うわ、主とか言ったよ」 |
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「…………無人機の癖に(ぼそっ」 |
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「何か言っタかしラ?」 |
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「無人機の癖に、なぁんて言ってないよ」 |
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「ななな、生物ナンカ乗せてルお馬鹿さん達ニ、そんな事言わレたくナイワ!」 |
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「おい、貴様ら。さっきからなんの話をしているんだ?」 |
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「無人機がナマイキこいてるんだよ」 |
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「無人機? 馬鹿な、無人でどうやって飛ばすというの?」 |
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「いやだから、このHLって奴は、無人で飛べるんだよ。無人で発艦して、無人で哨戒して、無人で戦闘して、無人で着艦するの」 |
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「なん……ですって? それで戦えるのか、戦友」 |
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「いやぁ雑魚も雑魚、大雑魚なんだよ」 |
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「チョット待て! 連合軍にカナリの被害を与えたダロウ! 大体私に歯が立タナイ奴らバッカリだったじゃナイか!」 |
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「……最初の頃だけでは?」 |
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「どっかの誰かに解析喰らってなかったっけ?」 |
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「……蒼晶石が無ければ、突発的な状況に対応不可能」 |
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「そうそう、所詮は機械なんだよん」 |
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「あ、あなた達ダッテ、機械じゃないノ!」 |
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「今の状態は違うも〜ん」 |
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「……機械じゃない、機械なのはゼロ・アリス」 |
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「まぁ〜た面倒な事言ってる。アリスもゼロ・アリスも同じっしょ」 |
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「…………」 |
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「ふんっ、ホントよく解らないワ。日本軍の考えル事ハ」 |
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「飛んでいってしまったぞ。見逃してよかったのか?」 |
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「この空間が拒否してないんだから、いいんじゃないの?
ま、喧嘩売ってきたら撃墜してやればいいよ♪」 |
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