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「ふふ……ふふふ……ふふふん……さあ、じっとしていてね?」 |
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「やだやだ、何言ってるのこの人!」 |
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「まぁまぁ、いいじゃないか。羽の一枚や二枚、自然に抜ける物だろう?」 |
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「イヤだってば! それにこのあいだ、戦利品とか言って引っこ抜いたじゃないの!」 |
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「そう言えば、そんなこともあったような気がするね。でももう忘れちゃったよ、ほら、鳥頭って言うだろ? 三歩あるけば主人も忘れる」 |
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「プリシラお姉ちゃんは鷲でしょ、鷲。もうあげたんだから、勘弁してよ」 |
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「やだ(ワキワキ」 |
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「何その手の動きー! お姉ちゃん、ジェラお姉ちゃん助けてー!!」 |
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「む、増援を呼ぶ気か。だが忘れていないかな、私の最大の獲物は、ジェラなんだよ」 |
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「またちびっ子を虐めているのでありますか、いい加減にするであります」 |
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「お姉ちゃん!」 |
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「虐めているんじゃない、頼んでいるんだ。だからジェラ、普段隠しているその羽を──」 |
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「嫌であります」 |
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「相変わらずケチだな、だから胸が大きくならないんだ」 |
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「無関係であります!」 |
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「ところがそうじゃないんだよ、ジェラ。最近の研究では、ケチケチとケチくさいことばかりやっていると、アドレナリンがどーのこーので、ドーパミンがあーだこーだして、胸の成長を抑制してしまう事が分かったんだ」 |
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「がーん! そ、それは知らなかったであります」 |
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「そ、それじゃ、この羽を……」 |
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「いやいやお姉ちゃん、騙されすぎでしょ!」 |
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「よっぽど必死なんだな、そのお胸( ´,_ゝ`)プッ」 |
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「騙したでありますか、許しませんよ!」 |
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「はっはっはっ、可愛い可愛い」 |
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「逃げるなであります!」 |
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「夕飯前には帰ってきてね、お姉ちゃ〜〜んっ」 |
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