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「うぅぅうぅ〜ん……お腹が……」 |
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「どうしたの〜？」 |
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「あ、粉雪大佐。いや、ちょっとお通じが……」 |
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「あらら〜、来てないのね〜。それ結構辛いのよね」 |
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「一昨日から来てないよ。いい加減厳しいんだけど、何か方法ない？」 |
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「食物繊維を摂るといいって言うけどねー。私は玄米フレークと無調整牛乳でやっつけたよ」 |
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「緩くするって事？」 |
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「ん〜、牛乳飲んだらすぐにユルユルになっちゃう人は、逆に苦しむかもねー。玄米フレークは、甘くないやつのほうが分厚い感じだね、こっちのほうが食物繊維は多いのかな。牛乳は低脂肪だと、あまり出は良くならなったよ」 |
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「それでも治らなかったら？」 |
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「人によるからねー、こーゆーのって。お通じを良くする薬を飲むのが一番早いかな？ あまり薬を飲みたくない人は、食材でなんとかするよう考えてみるのもいいと思うよ。食物繊維が豊富な食材を使うとか」 |
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「試してみるわ」 |
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「女性はなりやすいからねー、男性はどうなのかしら？」 |
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「…………」 |
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「あ、丁度いいところに。あなたのご主人、お通じとかどうなのー？」 |
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「……お通じですか？ ……マスターは基本的に野菜嫌いなので、よくなるそうです。食物繊維はあまり摂れていないかと。……今朝も陥ったそうです」 |
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「どうやって治したの？」 |
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「……以前はコーンフレークと低脂肪牛乳で試しましたが、駄目でした。……今回は、『食物繊維が豊富』という謳い文句のフレークと、無調整牛乳で挑み、勝利したそうです」 |
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「へぇ、治る人は治るんだ」 |
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「……マスターの場合、牛乳により緩くなりやすいので、それも一因かと。……低脂肪タイプだとあまり緩くならないようですが、無調整は一撃必殺の威力があるそうです。マスターにとっては」 |
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「牛乳によって緩くなりやすいって事はー？」 |
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「……はい、牛乳自体あまり飲みません。飲むと緩くなって苦しむそうです。……実際、一時期はほぼ毎日ユルユルで悩まされたそうです」 |
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「そ、それはそれで辛いわね」 |
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「……でも乳製品は大好きだし、牛乳も大好きなんです、マスターは。……ですから、仕事がない日、つまりいつでもおトイレに行けるような状態ならば、牛乳を遠慮なく飲むそうです」 |
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「食物を摂る限り、切っても切れない事柄ですものねー。生きている証拠だよー」 |
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「……あと５億年は生きるそうです」 |
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「妖怪にでもなるつもりか」 |
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