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「うふふふ、今日こそ日本の領空をいただくヨ。何度転んでも諦めないのが、ワタシのいい所なのヨ」 |
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「あ〜、やっぱり晴れた空は気持ちがいいな」 |
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「そうだね。太陽の光を受けると、なんだか気持ちがいいよね」 |
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「暑いのは嫌だけど、寒いのもちょっと。この時期はまだ昼は寒くないし、太陽の光が一番気持ちいい頃だな」 |
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「暑くても寒くても、変な力で体温調節しちゃうけどね」 |
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「いやいや、自然な状態の心地よさってのがあるから」 |
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「そうだよね」 |
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「二人とも、ちょっといいですか」 |
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「司令殿、何か?」 |
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「レーダーに反応がありました、指定するポイントに向かってください。領空侵犯の可能性があります」 |
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「了解です、司令」 |
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「クマか? それとも妹月か?」 |
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「どうやら、妹月さんのようだね。見つけた」 |
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「あらー? もう見つかったヨ。ほんっと空気読まない人たちだネ」 |
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「空気読んでないのは貴様だ。白昼堂々領空侵犯とは、いい度胸をしているじゃないか」 |
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「どうせ手出しできないでしョ、わかってんのヨ」 |
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「それはどうかな……」 |
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「こちらは航空自衛隊。貴機は領空を侵そうとしている。この先は日本の領空である、速やかに退去せよ。日本の領空である、速やかに退去せよ。
」 |
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「イヤだヨ」 |
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「おっと、警告を無視して進む気だな?」 |
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「警告射撃、開始します(ブゥゥゥゥゥゥム!」 |
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「撃った!? 撃ったヨ! 交戦許可が出たの!? まずいヨ、いつから日本は、領空侵犯機を撃ち落せるようになったのヨ」 |
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「(だから警告射撃だって。撃たれてもいないのに、交戦許可なんか出る訳ないだろ。そもそも、わざわざ前に出て撃ってるのに)」 |
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「退去を確認できず、再度警告射撃(ブゥゥゥゥゥゥム!」 |
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「分かった、分かったヨ! 退去、退去するヨ!」 |
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「退去が遅い、再度警告射撃……(ブゥゥゥゥゥゥム!」 |
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「って、おーい、伊理奈?」 |
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「もう一回だけ、警告射撃」 |
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「伊理奈、もう警告射撃の必要はありません。目標が完全退去するまで、ついていくだけで良いです」 |
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「もう一回」 |
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「駄目です」 |
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