第54回「悪魔が囁いた、『ヘタレなお前は無気力になればいい』と」
2008/11/30

「アッキーってサ、無気力星人だよネ」
「なんだいきなり」
「だってサ、趣味とか好きな事でもサ、『めんどくさい』と少しでも思ったら、めんどくさいのほうが優先されるんでしょ?
「むぅ……否定はしないが。確かに、面倒だなぁと思ったら動けなくなるな。最近ゲームもしてないし、テレビも見てない。殆ど寝てるか仕事
「……でも、やる気が出れば一気に進みますよ
「そこに行くまでが長いってんの。それでよく仕事やってるネ」
「は?」
「だって面倒だって思ったらやらないんでしょ?」
「仕事と私生活は違うぞ。逆だ、逆。面倒だと思ったら、まずそれを片付ける。そのほうがあとで楽だからな。仕事中の俺は、今苦労してあとで楽をする、というスタンスだ」
「あれま、意外」
「品出しだって、午前中に一気に盛って、午後は楽するんだぞ? まぁそれでも、お客さんの勢いに呑まれる事もあるけどな、忙しい時はさ」
「……私生活でも、そうであれば良いのでは?」
「だよネ」
「いや昔はそうだったんだよ? お前ら知ってるだろ、最初期の頃から居たんだから」
「あー、外機は4日に1話だったネ、そーいや」
「まぁ文量が今の6分の1程度だったてのもあるがな。そして異常なやる気があった。学生だったし、時間もあった。だが今は──」
「それってサ、言い訳って奴だよネ」
「──ぐぅぅぅ……痛い所を突くなぁ」
「……スローガンは趣味爆発」
「そうそう、開設当初にサ、トップページにでっかく赤文字で書いてたでしょ。『趣味爆発!!』って。今だって諸注意に書いてあるジャン。だいたい、趣味に生きる男だった筈だよ、アッキーは。Г-MA-ZU本店でバイトしてた頃もサ」
「ああ、そうだったな。Г-MA-ZU本店にいた頃だって、仕事自体は今と変わらん程度のシフトだったし、そもそも通勤で往復4時間近く掛かってたからな。横須賀-秋葉原だもんなぁ」
「眠気に負け続けてきたから、ド壷にはまってんのよ、アッキーは。さっさと抜け出さないと、もっと深くはまっちゃうよ?」
「うぅむ……」
「……だからこそ、小部屋を作ったのでは?」
「まぁね、リハビリみたいなものかな。今までダレちゃった部分は大いにあるから。それに、更新が(普通の)日記だけってのもアレじゃん。小説もぼちぼち書いてるし、年内にはいける予想だ」
「ま、がんばんなよ。少なくとも、常に無意味なところは変わってないから」
「……覚えてろよこんちくしょう」

リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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