第72回「テレンティア・爆誕」
2008/12/18

「ジェラ、新しい航空ガールがやってきたんだって?」
「そうであります。どうやら、精神体として成熟したようで、謎の空間へ進出可能となったのであります」
「どうも、テレンティアっス。先輩方、よろしくっス」
「ああ、よろしく。でもお前、M-4だって?」
「そうっス」
「アメリカ本土に核爆弾を落とすのが仕事だったね、落しに来たらそれなりの歓迎があるから」
「心得ているっス。私一人で行くほど馬鹿じゃないので、ジェラ先輩と一緒に行くっス
「いやそういう問題じゃなくて……まぁいいや、それもこれも趣味のうちだからね
「ふっふっふっ、これで自分達は爆撃機2機であります。着々と、現実グループ・ロシア機の戦力が増えつつありますよ」
「はっはっはっ、こっちにはエイリが──ああ、YFだった
「もう1機は、クリス先輩っスね。超音速の炎尾、準精神体のあいだでも結構有名っスよ」
「へぇ、クリスさんが?」
「ハイっス。特に爆撃機仲間の中でっス。あんな速度で飛ぶ爆撃機なんて、そうそう居ませんから」
「それじゃあ、あとで挨拶しておくと良いでありますよ。自分も一緒に行ってあげますから」
「こっちの陣営にも挨拶して欲しいね。どうせ遊びに来るんだろう?」
「了解っス。ジェラ先輩、アメリカ機への挨拶は、核爆弾でよいっスか?
「そうでありますねぇ──」
「いらないよ、そういうお歳暮は」
「遠慮はいらないっス、プリシラ先輩。はい、プレゼント♪
「いらないって」
「受け取るでありますよ」
「いらないってば」

テレンティア(M-4)
厚意で核爆弾をプレゼント。語尾に「っス」を付ける。
ジェラ(Su-27)
ぺったんこ。女の魅力は戦闘力、らしい。
プリシラ(F-15C)
全身兵器。ジェラを色々な意味で狙っている。





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