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「ジェラ、新しい航空ガールがやってきたんだって?」 |
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「そうであります。どうやら、精神体として成熟したようで、謎の空間へ進出可能となったのであります」 |
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「どうも、テレンティアっス。先輩方、よろしくっス」 |
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「ああ、よろしく。でもお前、M-4だって?」 |
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「そうっス」 |
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「アメリカ本土に核爆弾を落とすのが仕事だったね、落しに来たらそれなりの歓迎があるから」 |
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「心得ているっス。私一人で行くほど馬鹿じゃないので、ジェラ先輩と一緒に行くっス」 |
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「いやそういう問題じゃなくて……まぁいいや、それもこれも趣味のうちだからね」 |
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「ふっふっふっ、これで自分達は爆撃機2機であります。着々と、現実グループ・ロシア機の戦力が増えつつありますよ」 |
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「はっはっはっ、こっちにはエイリが──ああ、YFだった」 |
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「もう1機は、クリス先輩っスね。超音速の炎尾、準精神体のあいだでも結構有名っスよ」 |
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「へぇ、クリスさんが?」 |
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「ハイっス。特に爆撃機仲間の中でっス。あんな速度で飛ぶ爆撃機なんて、そうそう居ませんから」 |
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「それじゃあ、あとで挨拶しておくと良いでありますよ。自分も一緒に行ってあげますから」 |
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「こっちの陣営にも挨拶して欲しいね。どうせ遊びに来るんだろう?」 |
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「了解っス。ジェラ先輩、アメリカ機への挨拶は、核爆弾でよいっスか?」 |
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「そうでありますねぇ──」 |
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「いらないよ、そういうお歳暮は」 |
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「遠慮はいらないっス、プリシラ先輩。はい、プレゼント♪」 |
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「いらないって」 |
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「受け取るでありますよ」 |
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「いらないってば」 |
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