「今日は土用の丑の日よー、だからうな重よー」
	（小骨が多いんだよなぁうなぎって）
	じーっ
	「何？」
	「別に」
	「なんなんだ？」
	「小骨が多いって？」
	「──そ、そんなこと思っちゃいないぞ！」
	「おこちゃま」
	「思ってないって！」
	「ちゃんと小骨抜いたわよー。完全ではないと思うけど」
	「え、それは良かった！」
	じーっ
	「何？」
	「おこちゃま」
	「うなぎの蒲焼は小骨を取るものだろ！」
	「多少の小骨なんて気にならないレベルなんだから、そのまま食べればいいでしょ」
	「圧力釜で煮ると、骨まで柔らかくなるそうだ」
	「ほう」
	「まぁ、家庭レベルの調理に文句をつけるのもどうかと思うがな」
	「できる事はしたわよ」
	「要らないなら貰うよ（スッ」
	「やめろ駄犬！（ばちっ」　←海袮の手をはたいた
	「きゃうん！」
	「はいはいコントはその辺にして、冷めないうちに食べましょう」
	「はぁい」
	「もぐもぐ）……お、なんだ小骨ないじゃないか」
	「だから抜いたって言ってるじゃないのよぅ」
	「志乃はほんっとおこちゃま」
	「うるさい伊理奈だって子供だろ！」
	「頭の中は子供じゃありませんー」
	（どっちもどっちだな）
	「何をにやけている」
	「いや、なんでもない」
	「おかわり！」
	「早っ」
	「海袮さん、ちゃんとよく噛んでから飲み込んでます？」
	「え？　何？　聞こえない」
	「駄目だコイツ……」
	「まったく。それにこんな手間のかかる料理、おかわりなんぞ──」
	「あるわよー」
	「──あるのか」
	「さすが司令」

	志乃（F-1） アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
	美風（F-15J） マイペースでめんどくさがり。しかし、瞳孔が開くととにかく強い。
	伊理奈（F-2A） 冷静な性格で、志乃と大の仲良し。アカは別にどうでもいいらしい。
	衛子（F-4J改） 戦って斬って血を見るのが好き。喧嘩上等らしい。
	粉雪（E-767） いつもほんわかしてるが、メガネをかけるとシャキッとする。
	海袮（P-3C） 自衛隊のP-3C。潜水艦を沈めたくてしょうがないが、許可が下りない。