第1053回「兵器に人名つけると会話がアレになる気がする」
2011/08/26

ギュラギュラギュラギュラ
「お、チャーチル(歩兵戦車)だ」
「本当だ、チャーチルだ」
「戦友、あれはだ」
「うむ。粉雪は美風と外の世界へ買い物に出かけているし、ここは一つ、チャーチルをぶっ潰そうではないか」
「いいね、チャーチルを撃破しよう」
チャーチルがいっぱいいるから、片端から撃破しよう」
「それでこそだ戦友、チャーチルを撃破せよ!
「おいちょっとそれ……なんだかなぁ、なのです」
「どうしたの?」
「我はこれよりチャーチルを真っ二つにするのだ、邪魔をするな」
「いやだからなんだかなぁ、なのです」
「何も間違ってはいない」
「そうそう、何も間違ってないんです」
「その通りだ、何も間違ってない
「うーん、うーん……そう! 知らない人が聞いたら物騒な話なのです!」
「なに、エイブラムスだって同じだ、問題ない」
「その通りだ」
艦艇だって同じだ、問題ない」
「その通り」
「では心置きなくチャーチルを破壊するとしよう」
「お前ら何か恨みでも──ありますね、うん、それはありますね」
「うむ」
「勿論ある」
「こっちはこっちでちょび髭には恨みがあるのですよ!」
「まぁそうだろうな」
「ちょび髭はどうでもいい、チャーチルを出せ
「個人的には筆ヒゲを出せ
「じゃあ私はルーズベルトで
筆ヒゲならそこを走っているのです」
ギュラギュラギュラギュラ
「IS-2、所謂スターリン重戦車だな。そこを動くなぁ!」
「……ルーちゃんは?」
「ルーちゃんってお前」
CV-42ならその辺にいるかも知れんな?」
「では探して叩きます」
「うむ、ならば我はチャーチルを叩こう
「え、ちょっと待って、ちょび髭は居ないのですか?」
「奴の名がついた兵器などあったか?」
「さ、さぁ?」
「あっても記憶の彼方ね」 ←ヤーボにしたから恨んでる
「あー! もう! なんでもいいからドイツ戦車見つけて叩いてやるのです!」
「好きにしろ(ズバッ」 ←チャーチルを真っ二つ
「あー! チャーチルが真っ二つなのです!」
「やはり妙な会話ね」

志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
伊理奈(F-2A)
冷静な性格で、志乃と大の仲良し。アカは別にどうでもいいらしい。
衛子(F-4J改)
戦って斬って血を見るのが好き。喧嘩上等らしい。
イズベルガ(M-262 A-1b)
軍人気質で結構厳しい。教育してやる!
リズ(TYPHOON F.2)
マリエルを「抜け駆け・裏切りの罪」で敵視。口は結構悪い。





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