第1083回「火球が飛んで行ったんです、そんで爆発したんです!」
2011/09/25

「今日は2002年シベリアの火球が起きた日だね」
ヴィティム・イベントというやつね」
「え、2002年? 何かあったっけ?」
2002年5月25日、ロシアのイルクーツク州で起きた、天体衝突と考えられている天文事件だよ」
「アメリカの偵察衛星が、イルクーツク州ボダイボの町の近く、ヴィティム川付近のタイガ地域上空を飛行する火球を観測したのよ」
「地域の人々は、月よりも少し小さい(地上から見て)火球を目撃し、爆発音を聞いたと証言しているね」
ツングースカ大爆発と似てるのよね」
「調査隊が付近から採取した水や雪のサンプルからは、トリチウムや放射性同位体の異常な残留量を観測。更に3×2kmの森林焼失地域と、10×6kmの森林倒壊地域を発見してるよ」
「隕石っぽいけど、隕石自体は発見されてないのよね。彗星の核が落下したものと考えられているわ」
「ツングースカ大爆発も、これと同じなのかもね」
「やっぱり彗星説が強いかしらね」
「ふーん、知らなかったな。最近起きた事件なのに」
「まぁ所詮は外国の事件だからね、そっちにとっては」
「それにしてもよく落ちるわね、シベリアには」
「位置的に丁度いいんじゃねーの? 地球の引力とかさ」
「それはあるかもね」
「核実験じゃないの?」
今更やる必要があるのかよ?」
「そう言われると……ないなぁ」
宇宙人の宇宙船説は?」
「まぁ出てるんだろうね、そういう説も」
「なるほど、シベリアには宇宙人を招待する為の基地があるんだな。エリア51的なアレで」
「本当にあったりして」
「よくあるゴシップね」

クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。
リーネ(A-10A)
渾名はガトリング・ボア。戦車を撃ち抜く事に快感を持っている。
志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。





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