第1094回「部屋に鉢植えを置いてみた」
2011/10/06

「う〜む、花は綺麗じゃの。おお、今日も元気じゃな。おっと、お主は葉っぱに枯れがあるのう、トリミングせねば」
「似合わない」
「なんじゃと?」
「なんでもないよ♪」
「ふむ、まぁ妄想癖で盗撮魔のお主には、花を愛でる心など粉みじんもあるまいて」
「なぁ〜んだってぇ?」
「図星じゃろ?」
「言ってくれるジャンこの電波娘!
「うるさいわこの妄想癖!
「まぁまぁ、その辺にしましょうよ」
「だってガーベラは花って感じしないジャン。もっとこう、ネ?
「なんじゃ?」
「う〜ん、ほら、ネ?」
「それじゃ解らぬ」
「ま、なんでもいっか♪」
「まったく……お主は言いたい放題言ったのじゃから、わらわも言わせて貰うぞ」
「いいよ♪」
「うーむそうじゃな……写真、は偵察機だから似合わないって事はないし……ゲーム、は別に似合うとか似合わないとか……うーむ……」
「何かギャップのある趣味とかないんですか?」
「えー、どうカナー。ま、あたしが剣道とか茶道とかやってたら、ギャップあるんじゃないの?」
「あ、それはありますね。リエナさんはそんな感じはしませんし」
「だからサー、ガーベラは剣道とか茶道だって絶対」
「それなら華道でもよかろうて」
「その延長線上って考えれば、確かにそうかもネ。前言撤回するよ」
「うむ」
「これにて一件落着ですね」
「ルナって趣味なんだっけ?」
「私は読書ですね」
「ふむ、特に違和感はないのう」
「もみじはお茶会好きだし、レオナはよく日向ぼっこしてるよネ。アリスは──未だによく分かんないんだよネ」
「確かに謎じゃな」
「え、謎なんですか?」
「うーん、よく分かんないトコあるし」
「かといって詮索するのものう?」
「ネ」
「そうなんですか」



「──くしゅんっ」
「なんだ? 風邪か? 大丈夫か?」
「……はい、大丈夫です」
「冷えたり暖かくなったり微妙な感じだからな、風邪ひかないようにしないとな」
「……はい」

リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
ガーベラ(Su-37jkE)
翼の姉妹達から、姉のように慕われている。レオナを溺愛。
ルナ(Su-37jk)
身体は小さいが、行動は積極的。
アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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