第106回「転んだ瞬間を見られた場合は笑われたほうが個人的に楽」
2009/01/21

「…………──!?(ドシャッ
「…………つぅ……」
「あ、ツアギ先輩が盛大にコケたっス」
「…………見たね?(ジロリ」
「ぎくっ)み、見てないっスよ。全然、ほんと見てないっス!」
「…………見ただろ?」
「見てない見てない見てないっス(ぶんぶんぶんぶんっ」
「…………見た……」
「……だろう?」
「ほんッと見てないっス!!」
「………………っへ……見たんだね……?」
「知らないっス知らないっス知らないっス!」
「…………運が悪かったね……テレンティア……っへ……へへ……」
「誤解っス! 濡れ衣っス! 助けてー! クリス先輩助けてー!」
「あー、ティア……短いあいだだったけど、割と楽しかったよ。せめて安らかに眠ってね
「嫌っス嫌っス!」
「…………覚悟を決めな……」
「何があったか知らないけど、ツアギに目を付けられたら終わりだね」
「そんな事言わずに助けてくださいっス(抱きッ」
「ちょっ、離れなさいよ! 巻き添え喰らうから!」
「…………そうか……シベリアへご一緒したいって訳だ」
「ちがーう!!」
「何も見てないっスー!!」

ツアギ(T-10-1)
よく分からない女性。怪しげな笑みを浮かべ、航空ガールを困惑させる。
テレンティア(M-4)
厚意で核爆弾をプレゼント。語尾に「っス」を付ける。
クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。





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