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「MBT……MBT……MBTはいないかしら……」 |
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「潜水艦……潜水艦……潜水艦はいないかな」 |
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! (誰だ! ……? 誰もいないのか) |
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! (誰だ! ……? 気のせいか) |
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「……あなたも獲物を求めて彷徨う感じ?」 |
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「そう言うあんたもね」 |
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「だってその為の攻撃機だもの。戦車! 戦車! 主力戦車!! 潰して回って棺桶量産!! でもあなた、攻撃できないんじゃないの?」 |
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「攻撃は出来ないけど嫌がらせはするよ」 |
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「潜水艦に関しては、徘徊しているDDやDDGより上だものね」 |
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「艦艇は音を拾う為に減速するし、水温の層にも弱いし。アクティヴは隠密性を損なうから迂闊に使えないし。その点私は、ソノブイばら撒いてやったら、あとはやりたい放題だね。ソナー発振してるだけだし、文句は言わせないよ。
勿論嫌がらせだけど」 |
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「それくらい当然ね」 |
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「でも本当は攻撃したい」 |
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「攻撃しちゃえばいいじゃない」 |
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「だめだって、ほら、あそこで睨んでるのが居るから」 |
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「…………」 |
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「あー、そりゃだめだわ」 |
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「ねー?」 |
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「ねー?じゃありません、ソノブイを投下するにもお金が掛かるんですよ」 |
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「じゃあディッピングソナーつけてよ!」 |
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「曳航でもするつもりですか? 雑音で聴音どころじゃないでしょう」 |
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「ううぅ……」 |
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