第149回「中途半端に降ると午後が忙しいからヤメレ」
2009/03/05

「不安定な天気が続くっスねぇ、雨ばっかり」
「雪ばっかりの所もあるよ」
雪ばっかりだと、何かと大変ですよね。雨のほうがまだマシっスか?」
大雨はやばいけどね。洪水なんか洒落にならないよ」
「流されるっスか?」
流されるよ。水の力を甘く見ちゃ駄目、あれは本当に恐ろしいんだから」
「水と言えば津波も怖いっスね」
「自然の驚異だねぇ。所詮、人間なんてのは自然にはかなわないって」
抵抗する事は出来るっスけど、限界がありますよね」
「そうそう、そう言うこと。でもさ、それを兵器に転用しちゃう国があるのよこれが」
「え、何処っスか?」
「ちゅうごk──」
「だから! 気象兵器なんか作ってないヨ!」
「嘘はよくないっス、妹月先輩。どうせこの天候不順もそっちの実験っス」
「ほんと恐ろしい国だね。もうさ、そろそろ撃沈とかしちゃってもいい頃じゃないの?」
うちはやるっスよ、容赦ないっス」
「やめてヨ! 密輸してた事実なんてナイアルヨ!
あるのかないのかどっちなのよ」
「ナイアル、アルナイ、ナイナイ、アル……? 馬鹿かッ
「馬鹿はあんたでしょーが」
「今日も平和っスねぇ」

テレンティア(M-4)
厚意で核爆弾をプレゼント。語尾に「っス」を付ける。
海袮(P-3C)
自衛隊のP-3C。潜水艦を沈めたくてしょうがないが、許可が下りない。
妹月(殲撃10型)
いつも自衛隊機のテリトリーに遊びに行くが、すぐさま追い返される。





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