第179回「我が世の春が来たぁ!!」
2009/04/04

うぉぉぉぉぉぉぉぉ! ついに! ついに私の出番が!! 祝・P-3Cジブチ派遣!! ソマリア海賊対策従事!
「まぁ妥当だな。空からの監視は、広い範囲を視界内に納める意味ではもっとも強力だ」
「ああ……ついに我が家の問題児をソマリアへ向かわせる事になるとは……」
「司令、それでは語弊があります。問題児なのは海袮さんであって、P-3Cではありません
「北はとりあえず、一日目はミサイル発射を見送ったようだけど、予告した4〜8日の期間は長い。誤探知はあったが──」
北のアカどもなんかどうでもいいのよ。うふふ、うふふふふ! 着いて行っちゃおうかな〜♪
「おや、海袮。派遣されるのはあなたじゃないのですか?」
「違うみたいだな」
「ああ、良かった」
「ちょっと! その言い方はないんじゃないの」
「攻撃される前に沈めそうですからね」
「只の漁船にも攻撃をしそうだ」
「海に居ればなんでもいいんでしょ?」
「流石の我も無差別にはできないな」
「え、ちょ、そういう認識!?」
普段の行いが悪いからですよ。しかしこれで、民間船護衛と自己の保全が、より強固な物にできるでしょう」
「問題は携行SAMか」
「だからぁー、撃たれる前に沈めちゃえばいいんだって」
「駄目です」
「今回の派遣は、高く評価できるのでは?」
「そうですね、P-3Cの派遣は高く評価できると思います。自国の船くらい自国で守るのが当然ですから、今までそれをやってこなかった事自体が、おかしな事ではあったのですが」
「これで他国の船も助けられれば尚良いですね。見殺しになどしてしまったら、国際的な批判は必至でしょう」
「そのあたりは、いずれ改正せざるをえないだろうな」
私が行って沈めればいいじゃん。姿消してさ、沈めればいいじゃん。はたから見れば勝手に沈んだように見えr──」
「だ・め・で・す!」
「ふしゅぅ……」

海袮(P-3C)
自衛隊のP-3C。潜水艦を沈めたくてしょうがないが、許可が下りない。
志乃(F-1)
アカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。
美風(F-15J)
マイペースでめんどくさがり。しかし、瞳孔が開くととにかく強い。
伊理奈(F-2A)
冷静な性格で、志乃と大の仲良し。アカは別にどうでもいいらしい。
衛子(F-4J改)
戦って斬って血を見るのが好き。喧嘩上等らしい。
粉雪(E-767)
いつもほんわかしてるが、メガネをかけるとシャキッとする。





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