第180回「何が人工衛星だバカヤロ」
2009/04/05

「ちょ、北朝鮮、撃ちやがった! 弾道ミサイル(断定)撃ちやがった!!
「そのようですわね……NORADの発表では、衛星軌道には何も乗らなかったと。弾道ミサイルだったと見てしかるべきでは」
「ブースターの一段目は、秋田県の西約280キロ程に落ちたようでありますね」
「馬鹿だネー、これでますます日本ったら制裁強めるヨ」
「問題はロシアと中国ですわ。他の常任理事国は決議違反との見解を支持しているのに、あなたたちは微妙な感じ」
「だってネー?」
「同意を求められても。飼い犬くらいちゃんと面倒見て欲しいですね」
「あちゃー」
「どっちにせよ、日米韓からの制裁はあるのでしょう
「ウチはやるでしょ。ていうか虫が居るんですけど、腹の中に。何処とは言わないけどさ」
「言わずもがな」
「あー、北朝鮮が人工衛星だと言っているのだから人工衛星だと、面白発言をしているところですね」
「ちょ、ダイレクト(爆笑」
「あはは、とってもいい子ちゃんだネ。今度騙そう
「やめなさいって。ていうか、今は手のひらを返し始めた模様。実際に頭上を掠めれば、ちょっとは危機感を持つってもんかな。面白発言していた政党も、一応は発射を批判しているようだね」
「あら、あらあら。でもまぁ、そういうものですわ。ほら、ここで北の擁護などに廻ったら、国民からの非難は必至ですものね。どうせ選挙対策ですわ」
「あれほど何度も遊びに行っているのに……」
「だよねー、ソ連/ロシアがあれ程遊びに来ているのに、全然危機感とかないんだもの」
「いやあれはホント、いつもの事だから」
「う〜ん、確かに」
「ロシアは陸軍国家だから、上陸・揚陸能力に対して脅威を感じる事はないけど。ロシア軍の中では海軍が一番冷遇されているからね、戦力を上陸・揚陸させる能力って点で、気にする事もないか」
「大まかに言って、陸>空>、の順であります。海の外に対しては、攻撃は出来ても占領は出来ない、逆に言えば考えていない訳ですね。ソ連時代は強力な潜水艦隊を保有していましたが……ソ連崩壊により、水上艦隊増強はおろか、肝だった原子力潜水艦も200隻近くが廃艦に」
「北方領土も、瀕死のところを掠めただけだからね。メインは陸上での進攻、基本は防御型でしょ。陸からのレーダー支援とか、前提だし」
「それは置いておいて。一番気が気でないのは、韓国では?
「そうデショね。真の意味で隣国だし、今、仲違い状態デショ」
「それについては同情するけどねー」
「韓国が正面装備ばかりを重視するのは、日本に対する対抗心なのか、それとも北に対する無言の圧力なのか」
「両方じゃないの? 太陽政策だっけ、なんだかんだ言ってても、結局は停戦状態なままだしね、南北はさ」
「うふふふ、てきとーに消耗したら、こう……ガバッとネ!」
「ガバッと半島をもぎ取るわけ?」
「現状、メリットがないのでは? うちだって要りませんよ
「これからの動向、気になりますわね」

海袮(P-3C)
自衛隊のP-3C。潜水艦を沈めたくてしょうがないが、許可が下りない。
エイリ(YF-22)
人を見下す感がある、高飛車な女性。意外と可愛いところもある(らしい)。
ジェラ(Su-27)
ぺったんこ。女の魅力は戦闘力、らしい。
妹月(殲撃10型)
いつも自衛隊機のテリトリーに遊びに行くが、すぐさま追い返される。





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