|
「うぅぅ……なんだか肩が重いっス。こってる?」 |
|
「叩いてあげるわよ」 |
|
「うわぁ! 嬉しいっス、エルテア先輩」 |
|
「べ、別にそこまで喜ばなくてもいいわよ。さ、叩くわね(トントン」 |
|
「う〜ん、気持ちがいいっス〜……でもなんだか、まだ重いっスねぇ」 |
|
「肩凝りじゃないんじゃないの?」 |
|
「ほかに何が──」 |
|
「──うぅん、居心地が良くない。やはり俺は、セラの傍が一番いい」 |
|
「そうねぇ、ティアの変な力は合わないわ。やっぱり同じブーメラン型じゃないと」 |
|
「──って、うわわ! 何やってるんスか!?」 |
|
「見ての通りだ」 |
|
「見ての通りよ」 |
|
「どういうことよ」 |
|
「…………35と49が……ちょっとほかの爆撃機にとり憑いて見ようって」 |
|
「げぇー! そういうことっスか!」 |
|
「そりゃ肩も重くなるって」 |
|
「やはり質が違うのだ、質が。ティアのはロシア的過ぎる」 |
|
「意味が解らないっスよ!」 |
|
「セラのように存在感が薄いようなのがいいのよ」 |
|
「それって褒めているんスか!?」 |
|
「…………ステルスだから」 |
|
「あんたそれでいいの?」 |
|
「…………(こくんっ」 |
|
「よく肩凝らないっスね」 |
|
「…………慣れてるから」 |
|