第193回「肩が重い……」
2009/04/18

「うぅぅ……なんだか肩が重いっス。こってる?」
「叩いてあげるわよ」
「うわぁ! 嬉しいっス、エルテア先輩」
べ、別にそこまで喜ばなくてもいいわよ。さ、叩くわね(トントン」
「う〜ん、気持ちがいいっス〜……でもなんだか、まだ重いっスねぇ」
「肩凝りじゃないんじゃないの?」
「ほかに何が──」
「──うぅん、居心地が良くない。やはり俺は、セラの傍が一番いい」
「そうねぇ、ティアの変な力は合わないわ。やっぱり同じブーメラン型じゃないと
「──って、うわわ! 何やってるんスか!?」
「見ての通りだ」
「見ての通りよ」
「どういうことよ」
「…………35と49が……ちょっとほかの爆撃機にとり憑いて見ようって」
「げぇー! そういうことっスか!」
「そりゃ肩も重くなるって」
「やはり質が違うのだ、質が。ティアのはロシア的過ぎる
「意味が解らないっスよ!」
「セラのように存在感が薄いようなのがいいのよ」
「それって褒めているんスか!?」
「…………ステルスだから」
「あんたそれでいいの?」
「…………(こくんっ」
「よく肩凝らないっスね」
「…………慣れてるから」

テレンティア(M-4)
厚意で核爆弾をプレゼント。語尾に「っス」を付ける。
エルテア(MiG-21)
叩けば響く、デフォルトツンデレ。F-4が大嫌い。
セラフィナ(B-2)
アリスより無口な女の子。心優しく、魂魄と会話できる。
YB-35(YB-35)
言葉遣いは男っぽいが、女の子。セラフィナに取り憑いている。
YB-49(YB-49)
セラフィナに取り憑いている、気立ての強い女の子。





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