|
「11年11月11日、ん〜、1が並んだネ」 |
|
「第1111回だったら本当に最高だったのにね」 |
|
「ま、世の中そう上手くは行かないよネ」 |
|
「あれ……でもちょっと待って、2011/11/11第1130回、つまり201111111130よね?」 |
|
「うん、そうだよ」 |
|
「並び替えると……001111111123と続くわ」 |
|
「続いてんのそれ?」 |
|
「続いてるわ、多分」 |
|
「ふーん」 |
|
「おぉ、イイィィィィィィ兄さん!」 |
|
「いや無理に読まなくていいから」 |
|
「無理じゃないよ、バッチリ読めるじゃん」 |
|
「読めるけどなんなのよそれは」 |
|
「いいアニキを見つけた? って感じ?」 |
|
「アニキって……兄弟じゃなくて、なんつーかこう、何?」 |
|
「アニキと呼びたくなるようなイイ漢じゃね?」 |
|
「これについて意見をどうぞ!」 |
|
「そうね、それでいいんじゃない?」 |
|
「いいのかよってネ」 |
|
「いいんじゃない?」 |
|
「ほら、いいってさ」 |
|
「う〜ん」 |
|
「じゃあこうしよう。あんたのマスターって何歳よ?」 |
|
「え、21歳だけど」 |
|
「んで、あんたは書類上は14歳なわけだ」 |
|
「うん」 |
|
「ほら、アニキ発見!!!」 |
|
「おー、なるほどネ」 |
|
「じゃあリエナちゃん、市川少尉の事はこれから、アニキとかお兄ちゃんとか呼ぶのね?」 |
|
「いやそれはない」 |
|
「お、じゃああれか? 12人居る感じのから選ぶのか? 呼び方」 |
|
「マスターはマスターだっての」 |
|
「まぁ、名前で呼ぶっていうのはありカナ(ぼそっ」 |
|
「はぁ? 聞こえないよぉ? もっとおっきな声で!!」 |
|
「うっさい」 |
|