第1147回「年収調整の為に休日返還で半日出勤だとぉ!?」
2011/11/28

「あ〜、明日は本当は休みなのになー」
「……はい」
「まぁ仕方ないなぁ、仕方ない」
「……はい」
「だが第32話制作にちょっと遅れが生じるか……いやいや、なんとかしないとまた不名誉な渾名がついちまう」
「……はい」
「さぁて頑張るか」
「なんの話?」
「いやぁ、明日は本当は休みだったんだが、短時間パートさんの年収的な調整の為に、急遽俺が半日出勤になったんだよ。本来出勤だった短時間パートさんを休ませて、それを補う形で俺が出勤するんだわ。で、予定してた32話の執筆にちょっと遅れが生じる?って話」
「年収的な調整?」
「そうだ。年収が100万を超えると住民税、103万を超えると所得税が発生するからな。あと103万を超えると、夫が会社員、妻がパートってパターンで言うと、夫の会社から扶養手当が出なくなる(返還しなきゃならなくなる)場合もあるから、ま、調整が必要になったりするんだよ」
「へぇ〜」
「まぁ俺もよくは分からんが、そういうシステムになってるらしい」
「沢山働いてるパートさんはどうやってんの?」
「そういうのはフルパートって言う。フルタイムだな、8時間とか。なんか年収160万を超えると、(夫の収入と合わせて)総合的には手取りが増える方向のようだな。そんなこんなで、103万に壁があるんだよ」
「……損が出ないように、会社側で調整するわけですね」
「そういう事だな」
「面倒だネ」
「収入を補う・増やす為に共働きしてるのに、結果的に収入が減っちまったら意味ないからな。だからこの時期になると、短時間パートさんの労働時間の調整が始まるんだよ」
「んで、そういうシステムの影響を受けない人(もう損が出ないから関係ない人)に仕事が廻ってくる、と」
「うん、だから俺的にはプラスなんだよ、給料上がるし。休日が半日潰れて、次の日からまた普通に出勤だから連勤期間が延びる以外は
「……そして削れるマスターの精神力」
「体力は問題ないんだけどな、精神力がガリガリ削れるんだよな」
「あんたの場合、帰宅すると一気に無気力化するからネ」
「朝は気力に満ちてるんだけどな、そういう時に限って仕事なんだよな。で、仕事で精神力全部使って、帰宅すると無気力になる」
「駄目なパターンだネ」
「駄目なパターンだなー」
「……ともかく、半日ですので……」
「ああ、半日ならまぁいいかぁ」

アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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