|
「おいそろそろ、中尉の不名誉なあだ名考えとこうぜ」 |
|
「そうですね、そうしましょう」 |
|
「待てや。なんで第32話をアップできないって決定してんだお前らの中で」 |
|
「いや、準備はしておかなくっちゃな」 |
|
「そうです。私達は同志中尉と違って、物事を後回しにしないのです」 |
|
「その通りだぜ、中尉と違ってな」 |
|
「待て! 違って、ではなんだかネガな感じだろうが! そこは異なって、だ!」 |
|
「何を仰いますか、ネガな感じで言っているのですよ?」 |
|
「そうだ、何せ中尉とは違うからな」 |
|
「ぐぬぬ……!」 |
|
「有力候補は以前出ていましたね、『嘘つき』ですか」 |
|
「ああ、なんの捻りもなく単純極まりない言葉だが、それが逆に腹に響くんだ」 |
|
「ではその路線で?」 |
|
「うーん、そうなると……『クズ』とか?」 |
|
「『最低』とか」 |
|
「『根性無し』とか」 |
|
「『クソ野郎』とか」 |
|
「『バイド』とか」 |
|
「バイド?」 |
|
「Да(そう)、Bydo」 |
|
「バイド……?」 |
|
「バイドってのはなぁ──」 |
|
「はい無視で」 |
|
「ちょ」 |
|
「大した事ないな」 |
|
「ほ〜う」 |
|
「大した事ない、ですか」 |
|
「そうだ、俺くらいの変人になるとそういう罵声は逆に心地よいんだ」 |
|
「自分で言うな自分で」 |
|
「ではやはりこれですね、『嘘つき』」 |
|
「ああ、これしかないな。『嘘つき』」 |
|
「嘘つき」 |
|
「嘘つき」 |
|
「う……な、なんだよ、まだ今年終わってないじゃんか!」 |
|
「何故に『嘘つき』は効果があるのでしょうか」 |
|
「悪意のある罵声と違って、純粋に対象を体現する言葉だからな。しかも否定できないときている、完璧だ」 |
|
「だからまだ今年は2回更新の公言守れないってきまってねぇぇぇぇだろが!」 |
|
「そうですか、それは楽しみですね?」 |
|
「あ〜あ、楽しみだな?」 |
|
「ぐ……ぬぬぬぬ!!」 |
|
「同志中尉はサボりすぎたんだよ」 |
|
「そうです、そしてやる気がなさすぎです」 |
|
「とりあえず、12月中盤には80%は超えてないとヤバイよな?」 |
|
「あーそりゃヤバイね。どうすんだぁ同志中尉、やれんのか?」 |
|
「やれるっつってんだろ、本気出せば1ヶ月1話も可能ですぅ!」 |
|
「あ、じゃあ今は本気出してないって?」 |
|
「なんですかその駄目な言い訳の最たる例は」 |
|
「い、いや、気にするな!」 |
|
「なんでもいいからさっさと手を動かせ同志ぃー」 |
|