第1184回「大事な数字間違えちゃだめでしょう! DAMEDE SHOW!」
2012/01/04

「なぁ聞いてくれよ」
「何?」
「オークションでさ、ちょっと欲しいもんがあってさ、入札したわけよ」
「うんうん、それで?」
「したらさ、対抗して入札してくる人が居たわけよ」
「あるあるよくある」
「んでよ、こっちも対抗するんだよ。中古ショップでも手に入らないようだし、ア○ゾンだとプレミア価格つけやがって、定価の6倍だよ! だからなんとしてでも、こっちで手に入れたいわけ」
「あー、あるある。アマ○ンで出品してる出品者(店舗系)って、たまにアホみたいなプレミア価格つけるときあるよね」
「あれ勘弁して欲しいわ、マジで。よりによってそれしか選択肢がなかったりするのな、あまりにもあんまりだと手が出ない……例えば、同じ6倍でも、定価360円が2160円だったりなら……まぁ……うーん……まぁ、ね? だけど、さぁ、定価5千の6倍とかだったらやばいだろ!?」
「そりゃ定価によるよネー」
「だよね」
「んで、話の続きは?」
「うん、こっちも負けたくないんで、このくらいは許容範囲って金額で防衛線を張るわけだ。こうすると、システム上、自動でその金額までは入札してくれる。俺の場合はまず、入札の意思表示として一度高値更新入札するんだが、その後の競り合いには幾つか戦法があるけど、今回は防衛線で臨んだ」
「終了間際競り合い戦とかあるよね」
「終了間際だと、これ以上競り合うか否かの思考時間が少なく、あらかじめここまでOKって決めてるならやりやすいんだけど、それ以上を提示されたり、相手も時間ギリギリなんで、よく考えずに思い切った入札をしてくる場合もあるな。それでも欲しいならそれ以上を入れる訳だが、正直そうなると痛い。競争相手が居る場合は、相手の動向を見つつ、戦法を考える必要があるよな」
「難しいところだよね」
「んで、俺はその商品に10000円の防衛線を張ったんだ。定価は5000円なんで、まぁ2倍ではあるが、もう新品は出ないし、洋書だしで仕方なかった。んで、相手はその防衛線を突破すべく、入札してくるわけだが……」
「わけだが?」
「なんか10500円、11000円、11500円、12000円と、1万越えてもこっちが自動で入札するんだわ。おっかしーなー、俺、防衛線は1万だよな〜って思って、入札金額見てみたら……」
「見てみたら?」
「100000円になってた!!」
「え?」
10万円になってたの! 防衛線が!! 1万円の筈の防衛線が!」
「うわっ、一桁間違えてやんのっ
「流石アッキー、なんといううっかりさん
「いやぁ、ありゃ自分でもびっくりしたよ。相手がもっともっと粘って、3万とか4万とかやってきたらやばかった! 慌ててその時点での最高額+αに設定し直したね。1万5千円な」
「で、落札できたの?」
「できたよ、1万2千円で。ちょいと予定(中古だし高くても定価くらいだろウワハハハ!!って思ってた)よりでかくなったが、まぁ仕方ない。軍事系の洋書ってマニアックだから、相手がマニアだと競り合いがすげぇ事になるんだよ……とりあえず、俺は勝利の美酒に酔うとしよう!
「お酒飲んだってダメージはなくならないよ? 金額的な意味で」
「 _| ̄|○ 」
「で、今回のお話は?」
「ん、金銭関係の数字を入力する時は、よーーーーーっく数字を確認しましょうってお話」
「相手がめちゃくちゃ粘らなくて良かったね」
「ああ、まったくだ」

リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
海袮(P-3C)
撃沈したぁぁぁぁい! 油断するとすぐに駄洒落が飛び出す。駄犬とか言うな!
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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