第1209回「指先一つでぇ、ダウンさぁ〜」
2012/01/29

 カチャカチャ ←キーボードを打ってる
「…………」
「アッキー、なんで左手に手袋してパソコンやってんの?
俺の左手はこうやって封印していないと、暴走してしまうんだ!! とか?」
「ちげぇぇぇよ!!」
「じゃあなんなのよ」
指先が割れちゃってるんだよ。青果で野菜を相手にしているとな、手が荒れてくるんだ。大根とキャベツを何パレット分も出すからな。特にダンボールに、手の油分を吸われまくる」
「ああ、指先だとキーボード打つと痛いもんなぁ」
「ちゃんとハンドクリーム塗ってんの?」
「そりゃ塗ってるよ、こんだけガッサガサになっちまってるんだからな。それでも追いつかないくらいキッツイの。平日はいいが、土日は激しすぎるからな」
「職業病だな」
「こればっかりは仕方ないな」
「ところで、手袋してるとキーボード打ちにくくない?」
「ちょっと打ちにくいな。指先が出てる、細かい作業が出来るような手袋ならいいが、それだと意味がないし」
「指先を保護したいんだからね」
「……これでも薄手です」
「分厚いのならもっと緩衝材的な役割強化できるけど、更に打ちにくくなるな」
「手荒れって冬場だけ?」
「ああ、冬場だけだな。やっぱ乾燥してるからな、なりやすいんだろう」
「嫌な季節だねぇ」
「夏の次に嫌いな季節だ」
「夏は暑いし」
「冬は寒いし」
「だから中間の季節がいいの! 極端なのは嫌なの!!」
「まぁ春とか秋のほうが過ごしやすいよね」
「そうだ。っと、そろそろ指がめっちゃ痛くなってきた、ここいらで退散する」
「……はい、お大事に」

アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る、都内某所に入り浸り!? (実用的な)筋肉フェチらしい。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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