第1221回「まーた増えてんだけどキノセイであったと思うけど」
2012/02/10

「……また増えましたね」
「ああ、増えたな。ここんとこ一気に増えた」
「……どうしますか?」
「とりあえず積んでおく」
「とりあえずじゃねぇーだろ」
「中尉殿、この1/144は?」
「あー、それドラゴンモデルの1/144 J-15だな。Su-33のコピー機」
そう言えば予約してたな。だけど地雷だって分かってるのに予約するんだからなぁー」
「ああ、やっぱり地雷だったね! 分かってた事だけど、だけど買っちゃうこの、この……なんつーかほれ、なんだ?」
「私に訊くなよ」
「ドラゴンモデルってAFVじゃ有名なメーカーなんだよ。なのになんでああなったんだろう……実物あるんだから、せめて全部新金型でリニューアルしてくれたら最高だったんだけどなぁ」
「それはそれとして、1/144の軍用機模型がやけに増えてますね」
「おー、そう言えばそうだな」
「……最近増えだしたんです」
「昔は航空機モデルって言ったら1/72だろ!!ってんで、1/72ばっかり買ってたんだけど、押入れがすげぇ満タンになってからは、省スペースな1/144を中心に購入してる。小さいと置き場に困りにくいからな!」
「何? それは箱の置き場?
「…………(ゆっくりと目を逸らす」
「積んどくから置き場に困るんだろうが!」
「ち、違うもんね! 作ったあとの事を重視しての事だもんね!!」
「作っているのでありますか?」
「…………(ゆっくりと目を逸らす」
「おいこら積んどくモデラー」
「しょ、食玩のほうは作ってるぞ!」
「食玩じゃないほうは?」
「…………(ゆっくりと目を逸らす」
「やっぱり作ってないんじゃないか!」
「作るよ、そのうち」
(あ、これは作りませんね)
「……増える一方です」
「人間には沢山の欲ってもんがあるわけだが、俺の場合、一番強いのは物欲だからな! 恐ろしいぞ物欲は! ははは!」
「物欲って厄介だな、物は増える一方だし」
「中尉の性格上、なかなか捨てないですからね」
「作ればな、箱が減ってスペース開くのにな。そうだろぉ、同志ぃ?」
「ああ、プラモの箱って結構スペース喰うからな。まぁ完成品もかなりなもんな時があるけどさ」
「そりゃ確かにねー。組んでみたら意外とでっかくなった、とか」
「保管が問題ですね。飾るにしても、ケースにでも入れなければ、積み上げられませんから」
「だね」
「その点、ガンダムとかのロボ物なんかは、スペース効率いいぞ。縦に長いからな」
「占有面積が違うからね。航空機は前後左右に長いし」
「艦船は前後に長いだけでありますから、航空機に比べれば省スペースでありますね」
「スケールによるけど、一般的なのは1/700だからなー。現用空母でもなければそれ程スペースはとらないね」
「車両物は大スケール多いから、結構スペース喰うんだよな」
「ま、とりあえず作れって事だよ。勿体無いだろ」
「まぁーね」

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