第1232回「バッキバッキにデチューンされたこのエンジンを修理して」
2012/02/21

「ぐおぉぉぉぉ(バキバキバキバキバキ」
 びくっ
「おい中尉、バキバキ鳴ってんぞ」
「あー、身体がバキバキ言ってんな」
「あんまりバキバキ鳴らすのは身体に良くないって聞くけど」
「らしいな、本当なのかね?」
「ま、どっちでもいいや。鳴るもんは鳴るんだよ、動いただけで
「動いただけで鳴るって、どんだけバキバキになってんだよ」
「さぁ? あ、だけどあれだなー、バキバキ言ったあとってちょっとだるくね? 身体だるくね?」
「身体がだるいから、バキバキ鳴るんじゃない?」
「潤滑油でも塗っとけ」
高級オイルじゃないと拒否するぞ」
「贅沢ね」
「中尉なんか100円ショップのオイルで十分だ」
「嫌だね! 1リットル5千円くらいのじゃないと嫌だね!!」
「その心は?」
高回転を維持し続ける過酷な条件下での使用、みたいな?」
中尉は低回転だろ、雑談小屋と日記以外更新してないだろ。この低回転!」
「ぐぬぬ……」
「でも昔は高回転だったのよね?」
「エンジンは高回転型だけど、それをコントロールするECU(エンジン・コントロール・ユニット、エンジンコンピュータ)が低回転型」
「噛み合ってねぇじゃねーか!」
「精神的に低回転型になったのね……ああ、駄目ねこれは」
「駄目じゃないぞ、入れ替えればいいんだ、本来のECUにな!」
「入れ替えコストは?」
「プライスレス」
「じゃさっさとやれよ」
「じわじわやってるよ、じわじわ」
「じわじわだと、やっているのかいないのか分からないわね」
「…………じわじわ」
「結果が出てこねーとわかんねぇーんだよ結果が」
「ははは、そりゃそうだ、ははは……はは……はぁ〜」
「ため息つく前にやれ」
 _| ̄|○

アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
(Su-37jk)
ファーストプロトタイプの精神生命体。訳あっていろいろ大変だった。一途で尽くすタイプ。
ミラ(MIRAGE 2000C)
猫被りだが、最近は地のほうがよく出てる。もう猫被る意味なくね? なくね??
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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