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「そんなわけで、FX-12の残りの4機をアップしたぞ!」 |
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「……はい」 |
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「こいつは2号機のパシフィストだネ」 |
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「そして3号機のペナルティじゃな」 |
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「これは4号機のジャッジメントですわ。スペルはJUDGMENTではなく、JUDGEMENTのほう。イギリス英語ではなくアメリカ英語ですわ」 |
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「そして5号機のピースルールですぅ〜」 |
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「前回アップしたFX-12の色替えじゃな」 |
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「4機分だからそれなりに時間かかったみたいだけど」 |
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「まぁそれなりにはね」 |
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「それぞれに特徴を持たせたのですわね?」 |
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「うん、全部普通のロービジでも良かったんだけど、折角だから」 |
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「……折角だから、パーソナルカラーリングを」 |
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「そうそう、だって取り巻きだぜ取り巻き。わらわらと大量に出てくるわけじゃなくて4機しかいないんだし、それなりに特徴欲しいじゃん」 |
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「この子達の思念波増幅装置はぁ、ちゃんと機能するんですかぁ〜?」 |
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「するよ。1号機・ジャスティスとの相互作用で、更に更に思念波は増幅される。でもその分、負担も馬鹿みたいに増える。もともと負担の大きかった思念波増幅装置が、更に負担のでかいハイリスク過ぎるものになった。その分ハイリターンではあるが……リスクに見合っているのかどうかはどうかな」 |
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「んー、どうカナ。リスクのほうが大きいような? 単体でもヤバイんでしょ」 |
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「じゃからフラットも躊躇ったのじゃろ、EFLシステム機に搭載するのを」 |
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「ああ、『予定より早く損耗する』からな。リスクに見合わないと判断したわけだが、それはそれ、自分は自分、ってこと」 |
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「自分的にはリスクを被る価値があると」 |
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「そう」 |
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「全体的な価値観と、個人的な価値観は違うからネ」 |
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「軍的に言えばリスクが高すぎるが、個人的に言えばそうでもない、ということだな」 |
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「ところで思念波を増幅するのと、意識の欠片を蒼晶石に移すのと、どっちが負担が大きいの?」 |
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「思念波を増幅するほうが大きい。なんせ無理やり増幅するんだからな。ブルーレイン搭載型の無人機を複数、手足のように操る為の装置だったんだけど、そこまでしなくても、ああしろ・こうしろって命令は思念波で出せるからな。但し、思念波増幅よりは負担が少ないってだけで、意識の欠片を移すのも相当な負担だ。それが砕ければ文字通り『意識が飛ぶ』からな、神経がプチッと切れるみたいな?」 |
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「それはなんだか痛そうじゃな」 |
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「だから、EFLシステム機に対する蒼晶石搭載型AAMの採用も見送った。あんなもんボンボン撃ってたら、すぐに使い物にならなくなるからって。あくまで、EFLシステム機の搭乗者に関しての話で、他はまた最初から設計・運用思想が違うので別の話、と」 |
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「ああー、合理的って言うかなんて言うか」 |
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「それはそれ、これはこれ、だな」 |
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「ふむ、しかし我等MCが居れば?」 |
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「負担は軽減される、あくまで軽減だけど、その比率はMCの力による。で、EFLシステムなどにはそれがない。そのかわり、システム側にはメンタル的なモンとかそういう不具合がない。不具合が完全に無いわけではないけど」 |
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「あたしらは、精神状態が物を言うからネェ」 |
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「良くも悪くも、ですわ」 |
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「気持ちが沈んでいるとぉ、力が出せないですよねぇ〜」 |
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「そのかわり、蒼晶石に関する負担を軽減できるし、気持ちが高揚してたりすると力が増す、と」 |
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「……不安定と言えば不安定だけど」 |
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「上限がほぼないとも言えますわ」 |
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「まぁそういうこと」 |
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「ていうかアッキー、本編ちょっと修正入れないとネ」 |
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「上部エアインテイクはなくなったからな」 |
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