第1296回「 爆 発 物 だ こ れ ! 」
2012/04/25(水)

「う……うーん……あー、よく寝たヨ。あらら、機体化したまま寝ちゃったネ」
「おや妹月さん、お昼寝ですか?」
「今起きたばかりネ。さて、精神体化するヨ──あれ?
「どうしました?」
「なんだか違和感があるヨ」
「おや、何処ですか?」
「よぉ中華戦闘機、元気か? あんまり元気じゃなくてもいいけどなっ
「悪魔かっ」
「何をしているんだ?」
「いえ、妹月さんが機体に違和感があると」
「ふーん、何処?」
「左メインギアのあたりネ」
「どれどれ……うーん……ん?」
「どうした?」
「なんでしょう、ハッチ内に黒い箱が」
「え、何ソレ、そんなのある筈ないヨ」
「あ〜? 反対側には無いぞ?」
「おかしいヨ!」
「おや、何か紙が挟まっていますね
「何をしているっスか?」
「妹月で遊んでいるところだ」
「違うヨ!」
「な──なんと!?」
「どうした?」
「これは時限爆弾らしいです!」
「時限爆弾……だと?」
「わぁお」
「ひ──ちょ、早く取ってー!」
「あ、えーと、下手に動かすと爆発するようであります」
「嘘ぉ!?」
「こりゃ詰んだな、危ないからみんな離れよう」
「置いてかないでーっ」
「冗談だよ。ご丁寧に、動かすなって書いてあるんだったら、解除方法くらい書いてあるんだろ?」
「ありますね」
「それじゃあ解除を──」
「はいっ! はいっ! 私がやるっス!」
「いい心がけだが、なんで?」
「いつ爆発するかという緊張と、爆発してしまった時のダメージ! こんなプレイはめったにないっス!!
「あーもういいやさっさとやってくれ」
「でももう容量がありませんが?」
「じゃあ放って置いて帰ろう」
「ひどいヨ!」
「冗談だ。次回に回せばいいだろ? 次のネタも出来て一石二鳥だ」
「それは言っちゃいけません」

妹月(殲撃10型)
ちょくちょくと自衛隊機の防空識別圏に遊びに行くが、そのたびに追い返される。
志乃(F-1)
注射と粉薬とアカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。チビって言うなぁ!
ジェラ(Su-27)
ぺったんこ、ナイチチ同盟は不滅です。プリシラとはおアツイ関係!?
テレンティア(M-4)
変態。とにかく変態。なんでこうなったんだろう?ってくらいの変態。





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