第1338回「次は何にするのか本人にもわからない」
2012/06/06(水)

「ム……見ない顔ダナ、あれハなんだ?」
「知らん」
「さてね」
「なんでしょう?」
「わからない」
「撃っても良いのか?」
「お前ラ……イズベルガが隣ニ居るカラ、その関係ダロう」
「丁度よく全員居るな。新しく航空ガールとなった、私の戦友を紹介しよう」
「なるホド」
「はじめまして、Bf109F-1のカルラだ。艦艇ガール、とは君達の事だね?」
「そうダ。ワタシはGS、無人ミサイルコルベットのGSダ」
「そういうことなら。私は攻撃型空母の雛菊」
「お初にお目にかかる、私は原子力戦艦の浦賀だ」
「あ、えと、はじめまして! 原子力戦艦の大和ですっ」
「……ミサイル駆逐艦、氷山」
「そして拙者が原子力戦艦の──」
「嘘をつくな」
「うぐぅ……せ、せ、戦艦の、長門じゃ」
「戦艦長門? 帝国海軍か?」
「いや違う、拙者は日本海軍である」
「2053年から来た、オーパーツ達だ」
「なるほど」
「それにしてもBf109か、レシプロ機が来るとは思わなかったな」
「何故かな?」
「ずっとジェット機ばかりだったからな」
「中尉の趣味だからねぃ」
「でも、晴嵐が、好きな航空機ベスト5に入ってる」
「しかも2位ですよ、2位。なんで航空ガールにならないんでしょうかね?」
「なんとなくだろ」
「な、なんとなく……ありえる!
「あ、ありえるのか」
「奴はテキトーだカラな」
「ですね〜」
「とりあえず、ベスト5に入っているのに航空ガール化していないのは……晴嵐とデルタダガーか」
「あと2機じゃないですか」
「すぐにでもやらせるべきだ」
「強制労働で」
「でも攻撃が当らないんですよ」
「やはり当らないのか……」
「ええ、当らないんです」
「当らないな」
「不思議である」
「もみじのボディブローは入るのに」
「それは避ける気がないのだろう」
「やっぱり変な人」

カルラ(Bf109F-1)
イズベルガの戦友。双方の隙間にて意識が散った状態だったが、セラが集めてつれて来た。
イズベルガ(M-262 A-1b)
軍人気質。残りの戦友達に逢えるのはいつの日か? 時折遠くを見つめてる。
GS(UGC-1)
無人艦、ブルーレイン搭載のA型。本人は自我を否定しているが……? 艦艇ガール。
雛菊(ACCA-1)
艦艇ガール。取り扱い注意の危険物、攻撃型ツンデレ。ねぇ誰にデレるの? ねぇっ!?
大和(BSN-6)
防空特化の原子力戦艦、強いくせにおどおどしてる。艦艇ガール。
長門(BS-1)
外機・日本海軍の戦艦。何故に! 拙者だけ!! 通常動力なのじゃ!? 艦艇ガール。
氷山(DDM-8)
冷徹、感情に左右されない。氷の女って呼ばれてるが気にしてない。艦艇ガール。
浦賀(BSN-3)
刀コレクションが200本突破!! 絶賛増殖中。渾名は四刀(しとう)の浦賀。艦艇ガール。





第1337回へ  第1339回へ

戻る
トップ