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「アリスとセラに沈黙系の魔法かけたらどうなるよ?」 |
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「は? 何が変わるのそれ」 |
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「いつも以上に喋らなくなるだろー」 |
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「おいおい、ただでさえ居るんだか居ないんだかわからないのに」 |
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「居るんだか居ないんだかわからないヒロインってのも、文字媒体としてどうよ? アリスの事な」 |
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「アリスねぇ……そりゃあんた、中尉の趣味全開だし仕方なくね?」 |
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「でもよぉ〜、ここでも居るんだか居ないんだかわかんないんだぜぇ〜?」 |
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「あーそりゃ確かに、ほんと喋んないよね」 |
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「喋る時は喋るけど、基本的に喋んないよなぁー」 |
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「じゃあ沈黙魔法かけたら駄目でしょ」 |
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「饒舌魔法ってないのかねぇ?」 |
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「なんか嫌な魔法だなぁ」 |
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「この魔法にかかると、なんかやたらと喋りまくってしまうのだ!」 |
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「FF風に言うと?」 |
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「沈黙魔法がサイレスだから、饒舌魔法はサイレンだな!」 |
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「マジうるさそう」 |
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「おっと赤い水は関係ないぜぇ〜?」 |
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「SIRENネタかよ、分かる人どのくらい居るの?」 |
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「結構居るんじゃね? ホラーゲーだから苦手な人も居るだろうけど、プレイ動画とか見たりさ」 |
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「ホラーゲー苦手なのにプレイ動画は見るの?」 |
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「自分がやるんじゃないなら大丈夫なんだぜ?って同志秋元が言ってた」 |
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「そういうもんかね、って中尉はホラーゲー苦手か」 |
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「おー、同志はホラー系苦手だぞー。映画も殆ど駄目。映画見るのは駄目でプレイ動画見るのはOKってのも、ハテナだけどな。エイリアンはホラーに入るのか?」 |
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「モンスターパニック?」 |
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「あー、モンスターパニックは駄目だぜ同志は。捕食系なんてとんでもない!って言ってたぞー」 |
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「おいおいどんだけ繊細なのよ、軍オタなのに」 |
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「いやいやそういうグロはまた違うだろ? 基本的に人間vs人間だからな、軍事はさ。無人機vsって場合があっても、モンスターとは違うだろぉー?」 |
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「そういうもんかね」 |
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「あ、でも人間vs人間でも猟奇系とかそういう映画は駄目らしいぜ。あ、これもホラー映画?」 |
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「まためんどくさいな」 |
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「軍事とはまた違うんだよぉとは同志の弁だけど、解る?」 |
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「わかーるような、わからないような」 |
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「どっかしらに境界線が引かれてるんだろ、同志の中では」 |
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「めんどくさいな中尉は」 |
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「で、さっきから黙ってる二人はどう思うよ?」 |
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「……………………さぁ?」 |
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「……マスターがそう仰るのであれば、それで」 |
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「はぁーなぁーしぃーにぃーなんねぇぇぇぇ!」 |
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「やっぱここは饒舌魔法だな! きっと自分の意見をぺらぺら喋りだすぞ」 |
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「おーじゃあ早速かけてやれ」 |
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「え、クリスが出来るんでしょ?」 |
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「できねぇよ、炎は出せるけど補助魔法はてんで駄目だ」 |
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「攻撃特化かよ」 |
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