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「おぉ〜い、大和ぉ〜」 |
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「なんですか?」 |
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「あんたの砲撃力でさぁ〜、島一つ吹っ飛ばせたりする?」 |
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「え、いやそれはどうかなーと思いますけど。あ、小さい島くらいなら? いけそうかも? 知れませんね」 |
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「じゃあ上半分だけ吹っ飛ばす感じでやっといて」 |
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「や、やっといてと言われましても……目標は?」 |
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「今話題の竹し──」 |
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「バカタレ(こつんっ」 |
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「な、なんだよぅ」 |
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「そういうのは地盤を固めてから行う最終手段だ。所詮、第三国より先には関係のない事、興味が無ければどちらが正しいかも考えないだろう。そうなれば判るな?」 |
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「そ、そりゃ……先に撃ったほうが負けになるよ。占領されて間もなくならともかく、時間が経ちすぎてるよ」 |
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「そうだ。今まで先延ばし先延ばしにしてきたせいで、随分と調子に乗ってしまっているな」 |
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「あ、あのー、だいたい話は読めましたけど、例のあの島ですね」 |
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「そうそう、彼の国の大統領が、任期終了が近いから大暴走を始めたアレよアレ」 |
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「一気に路線変更したからな、そんなんで人気が取れるのかね?」 |
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「どうなんでしょうね」 |
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「なんにも考えてないだけじゃないの?」 |
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「あまりにも定番の行動だが、そこまで単純なのか?」 |
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「通用するからいつもやっているのでは?」 |
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「でも今回の路線変更はなんか裏あったりして」 |
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「或いは本当に何も考えていないのか」 |
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「さてさて、どうなることやら」 |
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