第1459回「花火大会は行かなかった」
2012/10/05(金)

「花火やろうぜ」
「夏はとっくに終わったよ」
「じゃあ別の花火で」
ドンパチか?」
「ドンパチってなんでドンパチって言うんだ?」
ドンドンパチパチするからだろ」
ドンドン撃ってパチパチ燃やすんでしょ?」
「違うな」
「じゃあなんだよ」
「ドンな時でもパチ組み」
「プラモの話かよ」
拘りすぎて完成しないよりいいだろぉー?」
「そりゃそうだ」
「何を言っているのかわからん」
「でも接着剤系はどうするんだよ? パチれないぞ」
「おぉぅ、そうだった。スナップフィット限定で」
「いいから花火の話しろよ」
「別に10月に花火やったっていいだろぉー?」
「やってもいいけど花火税が発生するよ」
「お前、税だって言えばなんでも許されるとか思ってるだろ?」
「水税、空気税」
「何処のコロニーだ?」
「は?」
「わからない?」
「知るか、花火の話しろ
「ほら、もう用意してあるんだぜぇー」
「うわっ、こいつロケット花火を束にしてやがるっ
「過激だろぉ?」
「アホか」
「導火線は?」
「既存のじゃ纏めきれないから、延長した」
「分かってるじゃないの」
「よっしゃ! 志乃、ビンないか? ビン。ワンカップくらいの口のビン」
「ワンカップって、酒は飲めないぞ!」
「衛子か美風あたりが飲んでるだろ? ないの?」
「いや、あったような……?」
「じゃあ持ってきてよ、早くしないと点火するぞこのまま!
「分かったから待ってろ! 興奮するな!! お前の尻尾の火で点火しちゃうだろ!!」
「何処の爆弾魔だよ」
「まぁ爆撃機だし仕方なくね?」
「対艦ミサイルだけ投下してなよ」
「え?(スッ」 ←ロケット花火の束をアピールした
「あーわかったわかった、対艦ミサイルですねわかりますぅ! 分かったから早く持ってきてよ志乃ぉ!」
「はいはい面倒くさいなまったくもぅ」
「私が自我を保っているうちに、早く!!!!!!!!!!」

志乃(F-1)
注射と粉薬とアカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。チビって言うなぁ!
海袮(P-3C)
撃沈したぁぁぁぁい! 油断するとすぐに駄洒落が飛び出す。駄犬とか言うな!
クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る、都内某所に入り浸り!? (実用的な)筋肉フェチらしい。





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