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「ハッハッハッハッ!」 |
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「何? またなんかやらかしたの?」 |
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「ちげぇよ! 第35話の完成率が、98%に到達したんだ!」 |
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「またそのような見え透いた嘘を」 |
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「嘘じゃないよ!? ホントだって!」 |
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「本当なの?」 |
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「本当です! これで公言は守れるな。ふぅー」 |
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「じゃがの、話末絵は後日パターンじゃろ?」 |
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「…………(ゆっくりと目を逸らす」 |
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「あー、やっぱネ」 |
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「まぁ、うん」 |
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「て言うか、間に合わせてきたってのが奇跡だよネ」 |
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「まったくじゃな、どうしてギリギリになると大加速するのかの?」 |
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「どうしてだろうね?」 |
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「オイオーイ」 |
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「そう言えば、明日は世界が滅ぶらしいぞぇ?」 |
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「ああ、アッキーのせいだネ」 |
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「なんでだよ!? 古代マヤ文明のマヤ暦が2012年12月21日で終わるから世界も終わるに違いない、って都市伝説だろそれぇ!」 |
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「その原因が、秋元殿だと」 |
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「あーあ、やっちゃった」 |
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「いやいや、俺そんなすげぇ影響力ないから。ミジンコ程もないから」 |
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「じゃがの、やはり明日世界が終わったら、秋元殿のせいという事にすれば、全て丸く収まるのじゃ」 |
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「ネ、アッキーのせいだからネ」 |
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「違うな。悪いのはそんな予言かなんか知らんもんした奴! 俺のせいじゃない!」 |
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「ハイハイ」 |
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「……当りません」 |
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「ん?」 |
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「……予言など、当りません」 |
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「そうだ、当る訳ない! まいったか!」 |
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「いや、まいるとかまいらないとか」 |
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「どうでもいいのぅ」 |
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「お前らが話し振ったんだろうがよ」 |
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「そうだっけ?」 |
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「記憶にないぞぇ」 |
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「まぁいいかぁ、どうせ滅びないし」 |
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「滅びたら秋元殿のせいじゃがの?」 |
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「記憶にあるじゃねぇか!」 |
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