第1548回「艶かしいのもゴツイのもマッチョなのもそれぞれ良い」
2013/01/02(水)

「んじゃ、昨日はアッキーがトンマしたから、寝落ちネタだったけど、今日はちゃんと挨拶回りしよーネ」
「ええ」
「おや、貴女が今年の干支の……」
「F-2M マリン・ヴァイパーの、御巳子ですわ」
「私はF-2Aの伊理奈、よろしくお願いします」
「よろしくお願いしますわ」
「親子なんだろ?」
「違います」
「違うわ」
「まー設定的に、F-2MはF-2Aの系譜だけどサ」
「だから伊理奈が親で、御巳子が娘なんだろ?」
「違います」
「違うわ」
「て言うか、伊理奈のほうが年下だしっ」
「そこはなんかこう、遺伝子操作的な」
改設計って意味では遺伝子操作だネ」
「ところで、F-2Mはドーサルスパイン(*)が付いているんですよね? F-16Dなどのように」

*コクピットから垂直尾翼にかけての背中の張り出しの事。
「小さな機体故に、増加したアビオニクスに対応する為ね。燃料タンクも追加されたのだけれど、括れ好きの方には申し訳ないわ」
「まぁF-16Dとかのドーサルスパインは、実機でも賛否が分かれる所だからネ」
「中尉はどうなのでしょうか?」
「アッキーはどっちもいける派だよ。括れは美しさの魅力、ドーサルスパインはごつさの魅力、んでCFTつくとこれまたマッチョな魅力だってサ」
「それぞれに良さがあるよね」
「確かにね」
「あたしはF-2Mのほうが見慣れてるから(設定的に)、ドーサルスパインに違和感はないけどサ」
「私から見ると、別物感?みたいなのがあるね」
「F-2Mは艦上機化されているんですよね? という事は、脚部やその周辺の強化も?」
「勿論。エアインテイクユニットごと、まったくの別設計になっているわ」
「F-16って、艦上機モデルも計画された事あったよネ。VTLモデル1600/1601/1602ってのが3案。ポシャッたけど」
「F-15も艦上機化しようと計画した事あったね、F-15N」
「まぁーやってやれない事はないからネ、予算が付くかどうかは別として」
「まずは予算がないと」
「自主開発って手もあるけど、それはそれで何かしら目的がないとネ」
「何はともあれ、先立つ物がないと、ね」
「そうそう、予算は大事だよ」
「なければ進みませんからね」

御巳子(F-2M)
剣術と水泳が得意な蛇娘。セグロウミヘビだけど、気性は荒くない。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
伊理奈(F-2A)
志乃と大の仲良しで、志乃を弄るのがとにかく好き。アカとか別にどうでもいいらしい。
海袮(P-3C)
撃沈したぁぁぁぁい! 油断するとすぐに駄洒落が飛び出す。駄犬とか言うな!





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