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「……アラ?」 |
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「あ……」 |
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「お」 |
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「…………HL!」 |
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「どうしたノかしラ、怖い顔シテ」 |
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「貴女には、何機も仲間が落とされた!」 |
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「…………それハお互い様ヨ」 |
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「ちょちょっ、御巳子ぉ〜」 |
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「リエナ、HLはU.S.A.J.! 敵の筈よ!」 |
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「それはそれ、双方の隙間のHL。こっちのは仲間だって、このあいだ言ったでしょ」 |
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「でも……」 |
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「言いタい事ハ解るワ、でもワタシは……」 |
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「…………」 |
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「ワタシは……」 |
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ギリッ…… |
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「ハイハイ、そこまでっ。あたしらもバシバシ無人機落としてんだから、それは言いっこなしだよ」 |
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「………………ごめんなさい、取り乱してしまって」 |
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「イイわ。だけドこれダケは言わせテ。ワタシはHLじゃない、ステラよ。これハみんなガ付けてクレた名前、だかラ必ずソウ呼んで欲しいノ」 |
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「わかったわ、ステラ」 |
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「もぉ、まったく、だから事前に言っておいたのに」 |
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「ごめんなさい、HL──ごめんなさい、ステラを前にしたら、頭に血が上ってしまって」 |
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(御巳子ってば物腰は柔らかいのに……セグロウミヘビの気性が荒い部分が、潜在的にあるのかネェ?) |
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「過ぎた事ヨ。改めテ自己紹介するワ。ワタシはFX-11のステラ、よろしク」 |
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「私はF-2Mの御巳子、よろしくお願いしますわ」 |
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「ほい、仲直り♪」 |
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「それにしても、みんなにつけてもらった名前とは?」 |
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「ステラは元々、HLって名乗っててネ、これがまたほんと無人機な奴だったワケ」 |
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「ソウね、心というモノが理解できなかっタ。でも、みんなト過ごすウチに、それガ理解出来るようニなって……ワタシは、自我を得タ」 |
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「そ、だから名前付けようって話になったの。HLって、ヘヴン・ランサーの略でしかないからネ」 |
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「なるほど……貴女は、双方の隙間のHLとは、かなり違うようね」 |
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「ソウね……ワタシもそう思うワ」 |
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「そーいやGSってのも居るんだけどネ、時々こっち来るのよ」 |
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「GS?」 |
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「ガーディアンシップ級ミサイルコルベット、ガーディアンシップの略が、GS」 |
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「ああ、そういうことね」 |
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「そ、パーソナルネームはコルネットって言うらしいんだけど、あいつもなんだか無人艦らしくなくなってきてるんだよネー」 |
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「彼女モ、雛菊や大和達ト一緒に居るカラ、その影響ジャないカシラ?」 |
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「だろうネー」 |
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「心に囲まれる事で、心が生まれたのね」 |
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「そういう事だネ♪」 |
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「双方の隙間のHL達ニモ、心を知っテもらいたイのだけレド……特にB型ハ破壊的だかラ……」 |
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「う〜ん、そこは難しいところだネ」 |
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