第1560回「吹雪! 思いっきり吹雪!! 成人式なのに!」
2013/01/14(月)

「いやー、まともに雪が積もったのは久しぶりだ。3センチくらいかな?」
「……はい」
「こっちじゃ滅多に積もらないからな、ちょっと積もっただけでも珍しいし、慣れてないから事故も起きやすい」
「雪国からすれば、なんだそのくらいってレベルだけど、アッキーのトコだと大雪レベルなんだよネ」
「28年間(もうすぐ29年……)横須賀に住んでるが、これだけ積もるのはほんと久しぶりだ。と言っても、同じ横須賀でもトンネル一つ抜けたら一気に雪景色って事もあるから、あくまでこの辺の話だけど」
「横須賀って山だらけだから」
「そんでもってトンネルだらけ。なんか日本一トンネルの多い街らしいぞ」
掘りまくったのネ」
「山だらけな癖に人口密度高いからな」
「話し戻すけど、雪が降るだなんて思ってなかったでしょ?」
「思ってなかったなぁ」
「……朝の気温は、そんなに低くはなかったようですが」
「そうなんだよな。だから雨で終わりだろって思ってたんだけど、思いっきり積もったよ」
「みんな大体そう思ってるんでしょ?」
「おう、だからこの辺は、チェーン搭載率もスタッドレス装着率も凄く低い。俺は遊び用でスタッドレスを装着してるけどな、殆ど使う機会がなかったが……今回、ついに俺のスタッドレスタイヤが火を噴いたわけだ! わはは!」
「火ぃ噴くの!?」
「言葉のアヤだ。が、ワイヤー露出したら火花は出るな」
「カーカスコード(*)出るほど使っちゃいけません!!」

*タイヤの骨格。スリップサインもブロックパターンも無視して、溝がなくなっても尚使いまくるとこのワイヤーが出てくる。非常に危険。
「バーストするぞ、バースト。まぁそこまでやるのはそうそう居ないだろ。例外を除いて」
「例外ですかい」
「そうだ。で、この雪もどうせ、明日には融けてなくなるんだろうなぁ」
「積もってもすぐ融けるからネ」
「もう少し俺のスタッドレスタイヤに火を噴いていただきたいが、地元経済的には美味しくないからな。今日なんか暇すぎて半ドンだぞ半ドン、やる事ねぇんだもんよ、お客さん来ないから」
「まぁーそうだよネ」
「あ"」
「何?」
「……明日、車の窓凍ってないだろうな?」
「ああー、凍るかもネ」
「めんどくせぇなぁ、氷解スプレーあるからいいけど。いや、お湯でもいいんだけどさ」
「お湯運ぶのも面倒くさいって?」
「そりゃ面倒くさいさ、家を出発する直前にそれじゃだるい」
「だろうネ」
「……路面の凍結も、注意ですね」
「ん、そうだな」

アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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