第1637回「度を越えるとトラブルになる可能性が!」
2013/04/01(月)

「さぁて……まずは……お! いきなり大ボスか!」
「?」
「ねぇねぇ粉雪」
「何かしらー?」
「実はさ……」
「うん?」
「今日ちょっと潜水艦沈めちゃったんだぁ!」 ←超嬉しそう
「………………(スーッ」
「チャッ)…………お説教ですね」
「ハイ! エイプリルフ──
「そこに座りなさい、海袮」
「え、ちょ、だからエイプリ──
「早くしなさい」
「いやエイ──
「海袮(怖い声」
「ひぃぃぃぃ!」
「司令殿、司令殿、今日はエイプリルフールですよ」
「……ああ、そうでしたか。もしかして?」
「そうだよ! 嘘だよ!!」
「てっきり」
「本当かとー」
「海袮は普段の行いがな」
「何それ! いやそれより、たとえやったって自分から報告するわけないじゃん」
「へぇ〜……(じとーっ」
「え、ちょ! やってないよ!? やってないからね!?」
「へぇ〜〜……(じとーっ」
「ちょちょ、志乃ぉ〜」
「私に泣きつくな、さっき助けたのは見るに見かねただけだ」
「じゃあ今回も──」
「自分でなんとかしろ」
「やってないから!!」
「嘘おっしゃーい」
「やってないよ!」
「毎度毎度思うんだけど、ほんと海袮は怒られトラブル要員だな」
「なんだよそれ」
お前がトラブル起こして怒られるパターンが定着してるって言ってるの、たまには違う事しろよ」
「そんな事言われても」
「例えばだな、善い事を──ああ、有り得ないな
「海袮さんだって善い事くらいします!!」
「例えば?」
「え……えーと…………あ! このパターン、前にもなかった?」
一日一膳ネタか? 微妙に違うだろ。っていうか、お前の言葉に信憑性がなくなったぞ」
「え!?」
「そうねー、第1268回で、嘘を認めてるものねー」
「つまり今回も嘘だ! エイプリルフールなだけに」
「いやこの場合撃沈しましたって嘘ついたってなるでしょ!?」
「ならない。本当は撃沈したのに否定する=嘘、エイプリルフール」
「だから撃沈したって言うのが嘘なんだよ!」
「撃沈してないって言うのが嘘なんだろ?」
「いやだから撃沈したって言うのが嘘で」
「つまりそれ自体が嘘なんだな?」
「だから!」
「おしおきねー」
「やってないって!」
「ほら、パターンどおりだ」
「あんたのせいだー!」

志乃(F-1)
注射と粉薬とアカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。チビって言うなぁ!
粉雪(E-767)
私的な自分と公的な自分を分けている。メガネをかけるとシャキッとして、公的な自分に。
海袮(P-3C)
撃沈したぁぁぁぁい! 油断するとすぐに駄洒落が飛び出す。駄犬とか言うな!





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