第1732回「それを使うのか? 本当に使うのか?」
2013/07/05(金)

「ふと思ったんだけど」
「なんだ?」
「アッキーって、献血した事ある?」
「唐突だな」
「献血ですか。ジュースが貰えると聞きましたが」
「献血で身体の水分が抜けるからね、補給って事らしいよ。お菓子とかパンとかも貰えるところもあるんだってサ」
「成る程」
「何せ血液を抜く訳だからネ、補給しなきゃネ」
「それで、中尉は献血の経験が?」
「ない」
ジュースとかお菓子目当てに行きそうな気がしたんだけど、ないんだ」
「おや、美人看護婦さん目当てでは?」
「いや俺あんま血ぃ抜くとヤバイから、血圧低いからマジで」
「そうなの?」
「血液検査でクラッと来たレベル」
「でも貧血って訳ではないのでしょう?」
「貧血ではないな」
「じゃあ行けば?」
「ばっか! 俺の血なんか使ってみろ! 無気力星人が感染拡大するぞ!!」
「自分で言うなっ」
「ふふふ……」
「単に血を抜かれるのが嫌なんでしょう?」
「うん」
「まぁそりゃしょうがないよネ、義務じゃないし」
「では義務化で」
「恐ろしいことになるぞ!」
「分かった分かった、分かったから第36話を進めなさい」
「わ、分かってるよ!」

リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
ルーヤ(Su-24)
日々剣技に磨きをかけているが、未だにA-50がやってこない。ナイチチ同盟は不滅!
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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