第1821回「とーーーーふーーーーーーー」
2013/10/02(水)

「あ、今日は豆腐の日だってサ」
「1993年に、日本豆腐協会が制定した記念日ですね。10=とう 2=ふ の語呂合わせです」
「豆腐って言えば、絹派? 木綿派?
「私は木綿派です」
「あたし絹派♪」
「ねぇ、豆腐ってそもそもどうやって作ってるの?
「大豆の絞り汁を、にがり等といった凝固剤を使って固めた物です。日本のみならず、アジアの幾つかの国では日常的に食べられています。但し、白くて柔らかい食感の豆腐は、日本独自の豆腐です」
「へぇ、そうなんだ。あ、にがりって何?」
「海水からとれる塩化マグネシウムを主成分とする、食品添加物。だってサ。海水から塩を作るときに出来る余剰な液体・粉末だよ」
「海水から塩を作る場合、真っ先に結晶化する塩化ナトリウムをかき集めていくと、最終的に余剰なミネラル分として『にがり』が残ります。それを凝固剤として利用したのが、豆腐です」
「で、豆腐を作った時に残るのが、おからネ」
「大豆から豆乳を絞った後に残る、絞り粕ですね。食品として扱う場合は、だいたいは火を通して食べます。本来は廃棄物ですが栄養的には優れており、また廃棄物ゆえ安価だったり無料だったりしていたので、古くは庶民的な食品として食されていましたが、現在では豆腐の供給に対しておからの需要が低い為、脱水して保存性を高めて商品として販売したり、家畜の飼料として利用されてはいますが、殆どが廃棄されています」
「おからの供給は、豆腐の生産量に比例するからネ。豆腐と同じくらい需要がないと、人間だけで消費するのは無理だよネ」
「家畜に与えるにしても、すぐに乾燥させないと日持ちしませんからね。それにはコストが掛かりますし」
「ふ〜ん、ちょっと勿体無いね。栄養的には優れているんでしょ?」
「ええ、そうです。ですので、おからの再利用方法が研究されている真っ最中です」
「バイオエタノールの製造にも使っているよネ」
「ホームセンターで、おからの猫砂というのを見た事があります」
「へぇ〜」
「再生技術はこれからどんどん発達していくネ」
「必要な技術ですからね」

リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
伊理奈(F-2A)
志乃と大の仲良しで、志乃を弄るのがとにかく好き。アカとか別にどうでもいいらしい。
レン(SR-71A)
割とだいたいツンツンしてる。翼がでかくて邪魔なので、普段は縮めて動きやすく!





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