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「グフュククククク……」 |
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「なんだそのよく分からん含み笑いは」 |
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「ついに完成だ!」 |
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「何が?」 |
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「市販のカフェインドリンクなんて目じゃない程にカフェインを凝縮した、最強☆コーヒー(ゲル状)!!」 |
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「おいバカやめろ!」 |
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「見てよぉこのドロッドロ感! もう煮詰めて煮詰めて煮詰めまくったからね、素晴らしい! ロシア語でハラショーって言うんでしょ? ハラショー!!」 |
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「なんだその暗にロシアンルーレット的な意味を感じさせるのは」 |
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「大丈夫大丈夫、全部当りだから」 |
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(どんな意味でだよ) |
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「ふふふ……これで一発逆転サヨナラホームランだよ」 |
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「何に使うツモリだよ」 |
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「出勤の日には必ず5時に起きる癖に、休日になると12時だとか13時だとかに起きちゃうアホ中尉にね!」 |
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「成る程、高濃度カフェイン──超高濃度?」 |
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「いいえ、超々高濃度です」 |
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「その超々高濃度カフェインでガツンっと目を覚ましてやろうって事だな?」 |
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「その通り!」 |
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「だが問題があるぞ」 |
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「え、何?」 |
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「中尉が起きるのが昼頃だろ? そこから投与してもな。まずは朝に起きるようにさせないと」 |
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「あー、そりゃそうか」 |
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「あ、でも寝落ち防止にはなるかな」 |
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「でしょ?」 |
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「とにかく、まずは朝にちゃんと起きるようにさせようよ」 |
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「でもあいつ、目覚まし時計すぐ止めちゃうって言うか、二度寝してるだけらしいよ?」 |
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「何言ってんだ、目覚ましを何重にもかけているんだろ?」 |
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「だから二度寝したあと三度寝、四度寝があるんだってさ」 |
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「結局は気力の問題じゃないか」 |
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「そこなんだよねぇー」 |
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「目を覚ました瞬間に、投与するしかないな」 |
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「ふぅーむ、じゃあもうちょっと煮詰めて飴混ぜて固形にしちゃおう」 |
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「うわぁ……」 |
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「フフッ……フッ……楽しみだぁ!」 |
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