第1911回「ああ、2013年が終わる」
2013/12/31(火)

「ここね、謎の空間というのは」
「あ、見ない顔。一応、間に合ったんだネ」
「ん、戦闘機?」
「違う違う、戦闘偵察機
「どっちだっていいわ。お前、なんと言う機体か?」
「Su-37jkR フランカー・ゼロ・リサーチャー」
「長いな」
「それ言わないお約束♪」
「ふむ……プロペラ機ではないようだ、ジェットとか言うやつか」
「そうだネー」
「おっと、自己紹介を忘れていたわね。私はP-51Dのスカーレットだ。なんだかよく分からないが、干支になれとか言われてここに飛ばされたのよ」
「うん、あんたは午年の干支航空ガールなのネ」
「出たな!!」
「で、このでかい声と同時に現れたのが──」
「分かる、分かるぞ! 出たわねメッサーシュミット!!
「ああ、やっぱ分かるのネ」
「当然だ! 私はBf109に殺されたんだからな!
「あー、あんたもう死んでるのネ。て事は、大戦中に撃墜されたクチかぁ」
「ふぅん、君D型だよね?」
「そうだが」
「そうか、それじゃあ私じゃないな。D型を落とした記憶はない」
「…………お前も死んでいるのか?」
「死んでいるね。マスタングに殺された」
「…………」
「別に恨んじゃいないよ、もう何十年も昔の話だからね。そんな事よりも、レシプロ仲間が増えたのが嬉しい
「……わかった、仲良くやろう。スカーレットだ」 ←右手を差し出した
「ああ、よろしく。私はカルラ」 ←差し出された右手を握り、握手した
「ほい、年末年始で面倒な喧嘩にならずに済んだ、っと」
「で、だ」
「はいはい、後ろに居たの知ってたから」
「え!? せめて驚いてよ!」
「え〜」
「……マスター(トコトコ」
「あらあら、一応間に合いましたのね。新・航空ガール」
「これで来年の干支はOKじゃな」
あと30分で2014年ですけどねぇ〜」
「ほんと、いつもギリギリ」
「第3外機の6話更新宣言は、ぜぇ〜んぜん駄目だったけどネ」
「スカーレット、彼女等は、白いのがアリス、抹茶ミルクがリエナ
「だぁれが抹茶ミルクだって?」
「リエナは先程挨拶したわね」
「そしてそこの黒ウサギが もみじ、緑髪がガーベラ、ぽけぽけしてる猫がレオナだ」
「よろしく、スカーレットだ。ヨーロッパ戦線で、被撃墜により死亡した故、双方の隙間で意識が散っていたらしい。今は2013年だと聞いたが……記憶があの頃で止まっているので、多少のズレは許して欲しい」
「大丈夫ですわ、カルラさんもちゃんと馴染めましたし」
「そうだ、現代は凄いぞ。情報が溢れすぎててワケが分からないぞ」
「おーい、俺の紹介は? ねぇ俺の紹介は?」
「必要あるのか?」
「あるでしょ!?」
「はいはい、このおバカさんが、無気力星人で嘘つきな秋元さんですわ」
「嘘つきって言わないで!」
「嘘つきなの?」
「……深い事情がありまして」
「相当、浅いと思うけど」
「と、とにかく良いお年を!!」
「強引に終わらせおったな」

スカーレット(P-51D)
勇猛果敢! ノルマンディ後に撃墜されたらしいが、時期は不明。
カルラ(Bf109F-1)
イズベルガの戦友。双方の隙間にて意識が散った状態だったが、セラが集めてつれて来た。
アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
もみじ(JE-1)
躑躅隊・翼の姉妹達の頭脳、まさにセントラル。怒らせないように! 絶対にだ!
ガーベラ(Su-37jkE)
翼の姉妹達の仲ではお姉さん役。妨害電波でみんなを守る。待て、毒電波ではないぞ!
レオナ(Su-34jk)
普段はぽけぽけしているが、攻撃・爆撃時になるととにかく攻撃的になる。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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