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「ここね、謎の空間というのは」 |
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「あ、見ない顔。一応、間に合ったんだネ」 |
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「ん、戦闘機?」 |
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「違う違う、戦闘偵察機」 |
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「どっちだっていいわ。お前、なんと言う機体か?」 |
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「Su-37jkR フランカー・ゼロ・リサーチャー」 |
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「長いな」 |
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「それ言わないお約束♪」 |
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「ふむ……プロペラ機ではないようだ、ジェットとか言うやつか」 |
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「そうだネー」 |
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「おっと、自己紹介を忘れていたわね。私はP-51Dのスカーレットだ。なんだかよく分からないが、干支になれとか言われてここに飛ばされたのよ」 |
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「うん、あんたは午年の干支航空ガールなのネ」 |
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「出たな!!」 |
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「で、このでかい声と同時に現れたのが──」 |
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「分かる、分かるぞ! 出たわねメッサーシュミット!!」 |
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「ああ、やっぱ分かるのネ」 |
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「当然だ! 私はBf109に殺されたんだからな!」 |
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「あー、あんたもう死んでるのネ。て事は、大戦中に撃墜されたクチかぁ」 |
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「ふぅん、君D型だよね?」 |
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「そうだが」 |
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「そうか、それじゃあ私じゃないな。D型を落とした記憶はない」 |
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「…………お前も死んでいるのか?」 |
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「死んでいるね。マスタングに殺された」 |
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「…………」 |
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「別に恨んじゃいないよ、もう何十年も昔の話だからね。そんな事よりも、レシプロ仲間が増えたのが嬉しい」 |
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「……わかった、仲良くやろう。スカーレットだ」 ←右手を差し出した |
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「ああ、よろしく。私はカルラ」 ←差し出された右手を握り、握手した |
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「ほい、年末年始で面倒な喧嘩にならずに済んだ、っと」 |
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「で、だ」 |
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「はいはい、後ろに居たの知ってたから」 |
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「え!? せめて驚いてよ!」 |
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「え〜」 |
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「……マスター(トコトコ」 |
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「あらあら、一応間に合いましたのね。新・航空ガール」 |
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「これで来年の干支はOKじゃな」 |
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「あと30分で2014年ですけどねぇ〜」 |
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「ほんと、いつもギリギリ」 |
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「第3外機の6話更新宣言は、ぜぇ〜んぜん駄目だったけどネ」 |
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「スカーレット、彼女等は、白いのがアリス、抹茶ミルクがリエナ」 |
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「だぁれが抹茶ミルクだって?」 |
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「リエナは先程挨拶したわね」 |
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「そしてそこの黒ウサギが もみじ、緑髪がガーベラ、ぽけぽけしてる猫がレオナだ」 |
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「よろしく、スカーレットだ。ヨーロッパ戦線で、被撃墜により死亡した故、双方の隙間で意識が散っていたらしい。今は2013年だと聞いたが……記憶があの頃で止まっているので、多少のズレは許して欲しい」 |
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「大丈夫ですわ、カルラさんもちゃんと馴染めましたし」 |
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「そうだ、現代は凄いぞ。情報が溢れすぎててワケが分からないぞ」 |
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「おーい、俺の紹介は? ねぇ俺の紹介は?」 |
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「必要あるのか?」 |
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「あるでしょ!?」 |
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「はいはい、このおバカさんが、無気力星人で嘘つきな秋元さんですわ」 |
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「嘘つきって言わないで!」 |
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「嘘つきなの?」 |
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「……深い事情がありまして」 |
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「相当、浅いと思うけど」 |
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「と、とにかく良いお年を!!」 |
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「強引に終わらせおったな」 |
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