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「午年の航空ガールが来たって事は」 |
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「はい」 |
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「残りは、未年、申年、酉年だけっスね!」 |
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「羊はスケープゴートをでっち上げましたし──ああ、でもこれは『贖罪の山羊』ですから、山羊ですね。しばしば『身代わり羊』とも訳されますが、保留で。それと、申年はリーマーをでっち上げました、酉年はマッドへンの非公式愛称を持つF-15Eですね」 |
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「あと3人は確実に増える予定っスね」 |
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「干支の為にか?」 |
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「干支の為にっス」 |
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「その通り」 |
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「で、話は変わりますけど」 |
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「何?」 |
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「馬って事は、やはり後ろ蹴りが強烈な筈っス!」 |
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「………………」 |
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「私を蹴って!」 |
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「──な!?」 |
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「はぁ……またですか」 |
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「蹴り上げてー!」 |
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「何を言っているのコイツ」 |
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「見ての通りの変態でして」 |
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「何故!?」 |
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「M-4だから」 |
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「………………?」 |
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「そういう時こそ検索っス」 |
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「あ、ああ、そうか。『M・-・4 ソ・ヴィ・エ・ト』と」 |
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「一文字ずつ、確認しながら入力してますね」 |
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「まだ慣れなくてね。おっと、これか……M-4 バイソン。で、なんで変態なの?」 |
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「M-4だから」 |
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「…………あ、ああ、そうか。マゾヒストね」 |
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「そういう事です」 |
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「いやん♪」 |
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「Mが型式番号に付くからって、マゾヒストになってしまうとは……」 |
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「まぁM-4 バイソンは、どことなく形も変態ですし」 |
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「そう、なの?」 |
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「そうっスか?」 |
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「そうなのでは?」 |
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「そうなのかも!」 |
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「なんでもいいけど、その期待に満ちた目で見るのやめてくれない?」 |
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「蹴り上げてくれないっスか?」 |
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「そういう趣味はないわ」 |
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「大丈夫ですよ、存分に蹴り上げてやってください。頑丈ですから」 |
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「そういう趣味はないわ」 |
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「いやん♪」 |
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