第1916回「そいつのケツを蹴り上げろ!」
2014/01/05(日)

「午年の航空ガールが来たって事は」
「はい」
「残りは、未年、申年、酉年だけっスね!」
「羊はスケープゴートをでっち上げましたし──ああ、でもこれは『贖罪の山羊』ですから、山羊ですね。しばしば『身代わり羊』とも訳されますが、保留で。それと、申年はリーマーをでっち上げました、酉年はマッドへンの非公式愛称を持つF-15Eですね」
「あと3人は確実に増える予定っスね」
「干支の為にか?」
「干支の為にっス」
「その通り」
「で、話は変わりますけど」
「何?」
「馬って事は、やはり後ろ蹴りが強烈な筈っス!」
「………………」
「私を蹴って!」
「──な!?」
「はぁ……またですか」
「蹴り上げてー!」
「何を言っているのコイツ」
見ての通りの変態でして」
「何故!?」
「M-4だから」
「………………?」
「そういう時こそ検索っス」
「あ、ああ、そうか。『M・-・4 ソ・ヴィ・エ・ト』と」
「一文字ずつ、確認しながら入力してますね」
「まだ慣れなくてね。おっと、これか……M-4 バイソン。で、なんで変態なの?」
「M-4だから」
「…………あ、ああ、そうか。マゾヒストね」
「そういう事です」
「いやん♪」
「Mが型式番号に付くからって、マゾヒストになってしまうとは……」
「まぁM-4 バイソンは、どことなく形も変態ですし」
「そう、なの?」
「そうっスか?」
「そうなのでは?」
「そうなのかも!」
「なんでもいいけど、その期待に満ちた目で見るのやめてくれない?」
「蹴り上げてくれないっスか?」
「そういう趣味はないわ」
「大丈夫ですよ、存分に蹴り上げてやってください。頑丈ですから」
「そういう趣味はないわ」
「いやん♪」

スカーレット(P-51D)
勇猛果敢! ノルマンディ後に撃墜されたらしいが、時期は不明。
ルーヤ(Su-24)
日々剣技に磨きをかけているが、未だにA-50がやってこない。ナイチチ同盟は不滅!
テレンティア(M-4)
変態。とにかく変態。なんでこうなったんだろう?ってくらいの変態。





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