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ギャリギャリギャリギャリ |
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「あ、V突(サントツ)」 |
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「V号突撃砲か」 |
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「いや車高低いな! ほんと」 |
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「砲塔無いしネ」 |
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ギャリギャリギャリギャリ |
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「あれ、存在した存在、とかいう奴よね?」 |
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「そうだよ、過去に存在した存在。ま、亡霊とかそんな類カナ」 |
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「排除していいんだよね?(ガシャッ」 |
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「そういうルールだからね」 |
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「いやそれにしても、どうしてここに?」 |
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「あー、多分、Web拍手にこんなお便りがあったからだと思うよ」 |
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>スカーレットさん、M2重機関銃使っているなら地上撃ってもかなり戦果が出ますよ。(もっとも5インチロケットが使えるともっと威力が得られますが)
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「なるほど、的が必要だもんな」 |
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「5in.HVARか。私はロケット弾用のレールを装着していないから、出せないな」 |
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「とりあえず、やっちゃいな」 |
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「よし。何十年ぶりになるか、やってやろうじゃない」 |
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「そうはさせるか!」 |
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「出たわねメッサーシュミット!」 |
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「ふむ、貴様がスカーレットか。会うのは今日が初めてだな」 |
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「あ、Me262」 |
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「A-1b型だ。私はイズベルガ」 |
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「知っての通り、P-51Dのスカーレットよ。よろしく」 |
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「ああ、よろしく」 |
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「大尉! 我がドイツの突撃砲が!」 |
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「うむ、護らねば」 |
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「と、言うわけで、私が相手だスカーレット。最初に断っておくが、これは怨恨ではなくただの趣味だからね」 |
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「成る程、味方地上部隊を狙う航空機を叩く、戦闘機としてのサガね。把握した、ここはそういう暗黙の了解で成り立つ空間か」 |
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「あ、因みにあたし、上から監視するのが役割なんで。特に指令がなければ傍観するよ」 |
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「ま、今日のところは見物かな」 |
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「イズベルガはいいの?」 |
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「そうだな。恨みはないとは言うが、互いに同一機種に落とされた身だろう? 私が介入するのもね。カルラ、お前が負けたら、この突撃砲達は蹂躙される。解ったな?」 |
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「ヤー!」 |
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「OK! ならば勝負!」 |
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「負けないぞ!」 |
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「……で、どっちが勝つと思う?」 |
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「スカーレットはP-51Dだろ? カルラ、不利じゃね?」 |
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「そうだな……」 |
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「スカーレット落としたのって、どんなのだったんだろうネ?」 |
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「ふむ。スカーレットを落としたというBf109、何型かは知らないし、パイロットも誰だかは判らないけど、かなりの腕前だったのだろう」 |
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「少なくともカルラじゃないんだろ? D型を落とした記憶はないって言ってるらしいじゃん」 |
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「その上、D型に落とされている」 |
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「そうなんだ」 |
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「そりゃカルラの奴、負けられないな」 |
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「スピットファイアより1トン重いんだろ!?」 |
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「何でそんな主脚の配置にしたの!? 翼に付けなさいよ!」 |
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「翼が厚くなっちゃうだろ!! あと重くなる!」 |
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