第1955回「なんとか再起動したか!?」
2014/02/13(木)

「で、あんた今日も休みだったでしょ? 年賀絵はどうなったの?」
「下書きは大体終わった。だが
「だが?」
「何度も寝落ちした……」
「おいおーい、しっかりしてよ」
「いや、出勤日と同じ5時に起きる事はできたんだが……」
「…………」
「ちょっと気を抜いた瞬間に、寝落ちしてるんだよなぁ」
「でも、5時にちゃんと起きられたのは、一歩前進ですわ」
「そうそう。常に5時起きできるように、まずはそこから矯正していこうよ」
「そこから徐々にリズムを直していきましょう?」
「そうだな、小さな事からコツコツとだな!」
「一気にやろうとするから駄目なんだよネ。アッキーの悪い癖なんだけどサ」
全部やろうとして、やる気が失せるのですわ」
「完璧主義なとこあるよネ。実力は置いといて
「ああ〜、ありますわね。実力は置いておいて
「そんなだから、プラモも積んどくになってるんだよネー」
「良くも悪くもだな、その性格は」
「そうだネ〜、上手く使えば良いトコ取りできるからサ。神経質なところもネ」
「神経質はだいぶ上手く付き合えるようになったと思うぞ。気になる病はどうやら不安障害ではなく、脅迫性障害らしい……ちょっとググってもらえると分かると思うけど、症状がそのまんまなんだよなぁ。前にテレビでやってた番組で紹介されてたけど、その症状が出てる人と同じだった。俺の場合、程度はもうちょっと低いが、だけど同じだったんだよ」
「あー、そうだネ」
「症状にはいろいろあるようですけども、秋元さんはどれですの?」
「酷いのが安全確認に関するものだな。他傷行為への疑念に関するものも若干あるが、これはだいぶ克服した。自分でも異常だと思うくらい気になるんだわ、これはストレス溜まるぜ」
ちょっとググったら出てきたサイト(病院・医院検索のマイクリニック)にあったけど、この強迫性障害の患者さんは、人に相談しようとしない傾向にあるんだってネ」
「ああ、何しろ自分でも異常だと解っているからな、恥ずかしいんだ。だが雑談小屋でネタにしたあと、暫くして家族にも打ち明けたし、テレビ番組でやってた特集で『ああ、これなんだな』と認識してからは、なんかだいぶ楽になってきたよ」
「そういうのは、抱え込んでいると駄目ですわ」
「そうは言うがな、理解されずに『何でそんな事気になるの?』って突っぱねられるのもまた不安なんだよ。分かるだろ、不安が悪循環するんだ」
「……成る程」
「とは言え、理解されないのもまた美味しい……ネタ的に
「あ、それでネタに出来たのネ。いいジャン、一つ不安を潰したんだよ」
「そういう事だな。まぁ、上手く利用すればミスを減らせるけど……俺の場合もともとマヌケだからな! わはは!! 減ってこれだぜ!」
「それ、自慢になってないよ」
「ともかく、一つ一つコツコツと、小さな事からコツコツと、それを信条にしなさいな」
「そうそう、一気にやろうなんて無理なんだからネ」
「だな」

アリス(Su-37jk)
髪も白、服も白、とにかく白い無口・無表情。セラフィナよりは喋る。
リエナ(Su-37jkR)
偵察が大好きなお調子者。元気の塊、略して元塊。妄想癖な一面もある。
もみじ(JE-1)
躑躅隊・翼の姉妹達の頭脳、まさにセントラル。怒らせないように! 絶対にだ!
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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