第252回「空母の襲撃」
2009/06/16

「ん……なんだここは。…………空気が違う」
「あ……!」
「む?」
「く、く、空母!! 空母だー! GSに続いて空母が来やがったぁー!」
「騒がしい奴め、何者だ」
「空母は消毒だぁー(ばしゅっ」
「ん、キッチンASM? そうか(しゅぱっ、しゅぱっ、しゅぱっ」
「ゲェー!! 迎撃された!」
「どうやらここは、航空機が精神体として活動している空間のようだな。確か、GSがそのような事を言っていたが……まぁいい、そこのお前(ガシャっ ←ミサイルやら(CIWSの)ガトリングやらを向けた
「え、は、はいぃー!(ビクッ」
「お前はロシア機だな。ロシアは我が国と同盟を組んでいるが……同志に攻撃を仕掛けるとはどういう了見だ?」
「えぇと、私らと日本は別に同志でもなんでもないからでーす!」
「了解した、お前は『こちらの世界の者』ではないな。
では、死ね
「ひぃぃぃぃぃ(逃」
「……ふん、航空機の領域か。居心地は良くはないな。そう言えば、私の艦載機が居るとGSは言っていたが──」
「あれ、見た事ない人」
「本当だ」
「ん、何処かで見たな……」
「そこのあなた、新しい航空ガールですか?」
「航空ガール? なんだそれは……」
「ていうか艦船のオーラがでてるんですけど」
「あ、ほんとだ」
「…………あ、おお、そうかそうか。思い出した、ルナとカタリーナだ。なるほどなるほど。艦内一のバカップルと、カカァ天下の二人だ」
「……え?」
「こうしてみると、やはりちっこいな、ルナ。カタリーナの髪型は、なんて呼べばいいんだ? ほかにも色々話したいぞ──お?」 ←身体が薄れていく
「ねぇ、ルナ、この人もしかして」
「どうやら元の世界に戻されるようだな、残念だ。また逢えたら、ゆっくりと話そう──」
「消えちゃった。……私達の事をよく知っているようだったけど、もしかして」
「うん、多分、雛菊よあれ。そうよ、GSだって精神体になっているんだから、雛菊がなってたっておかしくないわ」
「そうかー。ちゃんとお話したかったなぁ」

雛菊(ACCA-1)
航空ガールではないが、迷い込む。危険・近付くな、取り扱い注意。攻撃型ツンデレ。
クリスティーナ(Tu-22M3)
割とネタに走る。後ろに立つ戦闘機は、容赦なく「炎尾」で一掃。
ルナ(Su-37jk)
身体は小さいが、行動は積極的。
カタリーナ(Su-37jk)
強気で気さくでお気楽。それでいて世話好き・世話焼きときている娘。





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