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「ふふふ……最近、米国によるF-22・ネガティヴキャンペーン実施中なのですよ。売る気なんかないって」 |
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「ここにきて、様々な情報が出てきたのは事実だけど……まぁそれは置いておいて、どうせF-35に資金を出させる為の工作じゃないかしら。生産の見込みがないF-22より、開発費を沢山つぎ込んでしまっている上、今後生産されるであろうF-35を、早く完成させたいとか」 |
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「その可能性は高いですね。と、それも置いておくのです。何せ、このっ、タイフーンがっ、F-Xになる可能性が──」 |
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「それはないわね」 |
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「おうおう、言ってくれるじゃないですか。じゃあ何がF-Xになるって言うのです?」 |
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「勿論──」 |
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「ラファールはありえない」 |
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「──っつぅ……この」 |
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「常識的に考えて、F-15FXかSEだろう?」 |
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「常識的に考えたらタイフーンなのです!」 |
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「常識的に考えたらF-4をもっと酷使するんじゃないかしら」 |
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「それはそれで面白いが、流石に辛いな。せめて電装をもっと強化してもらわないとな」 |
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「そんな金があるならタイフーンですよ」 |
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「そんな金があるならイーグルだろ」 |
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「自主開発でいいだろう、もう」 |
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「うちの儲けがないから、大却下」 |
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「たまにはこっちにも吸わせて欲しいものだわ」 |
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「おめーんとこはあっちこっちに売って儲けているのですから、自重しろってトコです」 |
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「五月蝿いわ……」 |
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「あとは蜂か。だが蜂は煩いと苦情が多いからな、それに艦上機だから、導入となると艦上機装備を外したタイプになるだろう」 |
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「まぁどうせイーグルになるんだけどね」 |
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「残念、タイフーンなのです」 |
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「そこでダークホースのフランカーが──」 |
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そ
れ
は
な
い |
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「やっぱり……ですよね」 |
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「うちが口を挟むのは必至だしね」 |
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