第295回「レーダーチャートとかそんなもんでしょ」
2009/07/29

「なんとなくやり直してみた」
「隠密性が入って順序が変わった以外、なんも変化ないジャン」
「実は各ステータスには、隠しステータスがある」
「……と、申しますと?」
「ん、具体的にはこれだ」
変な力  6
精神力 7
最大容積 6
力の理解 6
攻撃力  9
空対空 10
空対地 8
空対艦 9
空対潜 7
体術  3
体術心 3
格闘技術 2
筋力 3
防御力  6
防御膜 7
防御壁 7
体力 3
速力  9
最高速度 10
加速力 8
機動力  10
敏捷性 10
瞬発力 9
技術力  7
器用さ 6
集中力 8
力の制御 7
力の応用 7
力の理解 6
力の実行 6
索敵  8
感知能力 8
感受性 8
分析力 7
視力 7
電子戦  6
電子攻撃 6
電子防御 6
電子支援 6
隠密性  6
電波 7
赤外線 6
目視 6
「各ステータスにある、隠しステータスの平均値?」
「そうだ、平均値を四捨五入したのがレーダーチャートの数値」
「……一口に攻撃力と申しましても、空対空、空対地、空対艦、空対潜、などとありますからね」
「そういう事。爆撃なんかは空対地に入れる事が出来るから、これで公平な数値化が出来るだ」
「ちょ、筈って」
「筈とは即ち、予防線だ! できるかも知れないけど、できないかも知れないと、出来なかった場合の言い訳の為のフラグ
「あのねぇ〜」
「……いいの、これで」
「……ったく、もう」
「ていうか、完全単能な奴は攻撃力下がっちゃうんじゃないの?
「え?」
「だから、空対空が10でも、ほかが0なら数値は2.5。四捨五入してもたったの3だよ」
「…………」
「……マスター」
「そいつは盲点だった!!」
「おいおい」
「う〜ん……そうだなぁ……ああ、そうだ! 例えば空対空と空対地しかできない奴は、(空対空+空対地+補正値)÷3でやればいい」
「……具体的に言うと?」
(空対空10+空対地10+補正値5)÷3=8.33→8 だな。補正値は、攻撃力が簡単に10にならないようにする為のものだ。空対空単能で数値が10じゃ、攻撃力が10になってしまうからな」
「ま、そんなトコでしょ。ところでこんな数値決めて、なんかすんの?」
「そりゃおめぇ自己満足に決まってんだろ」
「……まったくもってその通り」
「いやま、そうだろうけどサァ、なんかもうちょっとこう──」
自己満足があればそれでいい」
「…………もう何も言いますまい」

アリス(Su-37jk)
無口で無表情だが、まったく喋らない訳ではない。
リエナ(Su-37jkR)
元気でお調子者。偵察が大好き。
秋元 健太(無気力星人)
アリスのマスター、趣味と萌えに生きる無気力星人。





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