第2123回「何かの気配がする? それはもしや……」
2014/07/31(木)

「…………(てくてくてく」 ←薄暗い道を一人で歩いている
「…………(てくてくてく」
 ぴたっ
「………………?」
「ふぅ……早く帰ろう、変な力を使いすぎたらしい」
「…………(てくてくてく」
「…………(てくてくてく」
 ぴたっ
「………………?」
「…………飛んで帰ろうかな……いやでも、まだ変な力が回復してないし……ああ、修行で使いすぎたなぁ」
「…………(てくてくてくっ」 ←早足
「…………(てくてくてくっ」
 ぴたっ
何かにつけられている気がする)
 きょろきょろ
(何も居ない……)
「…………(てくてくてくっっ」 ←更に早足
「…………(てくてくてくっっ」
 ぴたっ
「……! やはり何か気配がするぞ!! クソッ、出て来い!! 何者だ!?」
「こぉんばぁんわぁぁ(ごぉうぉうぉうぉうぉうぉぉぉ」
「ぎゃー!! 出たー!!(顔面蒼白」
「おい、そんなに驚くなよ」
「そうよ、失礼ね。まるで悪霊に遭遇したかのような顔」
「おお、お、お前らか!! 殆ど悪霊じゃないか!! 脅かすな!!」
「ははっ、悪い悪い」
「びっくりした? 見ての通りね」
「畜生、さっきからつけてきた気配はお前達だったのか」
「ん? 何を言っているんだ?」
「つけてなんかいないわよ」
「え……それじゃあ……?」
「…………(ひゅ……スパッ」
「あ、セラ」
「………………」
「な、何を斬ったんだ?(汗」
「…………貴女をつけていた……悪霊……」
「ひぃぃぃぃっ」
「そんなにビビる事は無いだろう、航空ガールのほうが遥かに格が上だぞ」
「そうよ、取り憑くことすらできないわ」
「お前らは取り憑いてるじゃん!」
「これはセラが取り憑かせてくれているのよ、そうじゃなくちゃ無理ね」
「そうだ、悪霊くらいコレットでも勝てるぞ」
「そ、そういう問題じゃないっ、怖いものは怖いんだ!! おお、お前らだって最初はすっごく怖かったんだぞ!! 今は慣れたけどな!」
「……怖がるから……寄って来るんだよ?」
「脅かすなら、怖がる奴のほうが面白いしな」
「無関心な人って、気付いてくれさえもしないから」
「……ね?」
「うぅ……」

志乃(F-1)
注射と粉薬とアカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。チビって言うなぁ!
セラフィナ(B-2)
爆弾コレクションが年々増えてゆく、心優しい無口系。気配がないから無言で後ろに立つな!
YB-35(YB-35)
男っぽい喋り方だが女の子。除霊は鉄拳制裁。セラフィナに取り憑いている。
YB-49(YB-49)
除霊は脅し系の交渉、気立てが強い女の子。セラフィナに取り憑いている。





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