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「どうしていつも眠いんだ!?」 |
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「どうしていつも眠いんだ!?」 |
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「ドワッHA・HAaaa!」 |
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「よ〜う〜か〜い〜の〜せいなのね!!」 |
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「そうなのね!?」 |
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「だから俺は悪くない」 |
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「んなワケねぇだろボケナス!」 |
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「なんでも妖怪のせいにすんじゃねぇーよ!!」 |
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「だって妖怪が──」 |
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「妖怪なんていねぇーよ何言ってんだ同志ぃー」 |
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「そうだよ妖怪なんて居るわけないだろ?」 |
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「いやお前ら自分の事──」 |
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「妖怪じゃないし」 |
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「それはそれとして眠いのは──」 |
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「秋元のせいですわ」 |
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「中尉のせいね!」 |
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「だって妖怪──」 |
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「だから妖怪のせいにするなっての」 |
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「そうそう、せめて天狗のせいにしなよ」 |
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「天狗も妖怪だろぉー」 |
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「それじゃあやっぱり中尉のせいだね!」 |
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「当然よ」 |
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「それ以外何があるって言うの?」 |
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「だから妖怪──」 |
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「What !?」 |
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「妖怪のせいなんだよー!」 |
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「妖怪・無気力星人が何か言ってら」 |
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「おー、同志秋元自身が妖怪なら納得だぜぇー」 |
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「妖怪なのか異星人なのかどっちかにしなさい」 |
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「他の星から来た妖怪なのよ、きっと」 |
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「ははーん、睡眠星だな? 異次元にあるらしいぜ」 |
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「マジで!?」 |
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「そんな気がした」 |
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「気がしただけかよ」 |
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「そうだよ」 |
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「いや、あるね!」 |
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「ねぇよ!」 |
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「…………誰か秋元の無気力を、熔解させて……なーんて」 |
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「…………」 |
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「…………」 |
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「…………」 |
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「──!?」 |
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「おいおい、いま駄洒落言ったか?(ニヤニヤ」 |
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「言ったね、海袮さんはしっかり聞きました(ニヤニヤ」 |
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「ふぅ〜ん(ニヤニヤ」 |
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「な、なんですの!?」 |
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「気力がないから無気力なわけで、無いもんは熔かせないぞ?」 |
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「同志の場合はちょっと違う。気力がはまってた穴に、無気力っつー塊がみっちり詰まってんだよ」 |
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「詰まって取れないんだね」 |
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「それなら熔解させないとね?(ニヤニヤ」 |
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「恥ずかしいからやめてっ」 |
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「駄洒落を恥ずかしがるとは、お主もまだまだ青いの〜ぅ?」 |
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「いや、お前はもうちょっと駄洒落量を減らせよ」 |
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「え!?」 |
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