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「私と一緒に世界征服しないか? そうしたら世界の半分をやるぞ!」 |
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「えっ、マジ!? やるやる! 闇勇者になっちゃう!」 |
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「あ、じゃあここにサイン頂戴」 |
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「はいよ」 |
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「うん、うん、よし、OK! これから一緒に頑張ろうね!!」 |
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「おう! この闇勇者・海袮に任せなさい!!」 |
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「ふっふっふっふっ、それじゃあまずはここから攻め落とそうか? とは言ってもここはお前の故郷、だからもっと穏便に攻め落とす」 |
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「ご配慮感謝いたします。平和的に支配するというわけですなぁ、魔王殿」 |
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「その通りだ闇勇者よ」 |
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「それなら、王を懐柔するなり洗脳するなり必要ですな」 |
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「時にその王、女たらしかね?」 |
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「すっげぇ女たらしだよ」 |
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「よろしい、適任の悪魔が居るから上手くいくだろう」 |
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「楽しみだねぇ……ふふふ」 |
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「ふっふっふっ……」 |
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「くっくっくっ……」 |
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「アァーッハッハッハッハッハッハッハッ!」 |
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「何やってんだお前ら」 |
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「え?」 |
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「え?じゃないだろ、何やってんだ」 |
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「魔王と闇堕ち勇者ごっこ」 |
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「ああ、うん」 |
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「闇堕ちするにもやっぱ色々障害はあるよね」 |
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「あるよなー。魔王軍側も勇者にいろいろブッコロされてるしな」 |
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「その辺の確執をどうクリアするかってのも見所かな」 |
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「勇者の闇堕ちする理由とかもな」 |
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「しかしあれだな、うん」 |
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「何?」 |
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「核装備の爆撃機が世界征服とか言うと、なんか洒落にならないな」 |
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「あっはっはっ」 |
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