第2661回「ヒャァ! もう我慢できない!」
2016/01/20(木)

「撃沈したぁぁぁぁい!」
「わっ、なんだ!? いきなりなんだ!? でかい声出すな!!」
「なんですかこの駄犬は」
「駄犬って言うな」
「だからなんなんだよ、いきなり」
「いや、最近やってないなって思ったらさ、叫びたくなっちゃって」
「いいです、やらなくて」
「勝手な行動とったら、司令殿に怒られるぞ」
「でもでも、やっぱ潜水艦撃沈しないとさ、P-3Cとしての本能がね? 我慢できないって騒ぐんだよね!」
「気持ちは分かりますが駄目です」
「分かるんだ」
「対艦ミサイル、撃ってもいい?」
「駄目だ!」
「私はどこぞの駄犬とは違うので、撃たないけど」
「おいおい何処の駄犬だい?」
「…………(じっ」
「駄犬って言うなぁ!」
「でもまぁ、本能ってのはあるかもなぁ」
「でしょでしょ」
「私も戦闘機だしな」
「でしょでしょ」
「対艦ミサイル」
「でしょでしょ」
「でも駄目」
「なんで!?」
「本能のままに動くのは駄目です」
「ぐぅぅぅぅぅ」
「そうだぞ、やりたければ訓練で我慢しろ。標的を用意してさ」
「ぐぅぅぅぅぅ」
「あっ、あんなところに潜水艦
「え!?(バッ」
「あ〜、本当だ。存在しない存在だなあれは」
「何処のかな?」
「あれは旧ソ連のD型潜水艦!!」
「なんだそれ、知らないぞ」
「旧ソ連・最初の潜水艦だよ。とっくに退役してる。D-2 ナロドヴォレツは博物館にいるけど、あれは違うね」
「ああ、それでしたら存在した存在ですね」
「亡霊か」
「………………」
「………………」
「………………」
「おい──」
「投下!!!」 ←魚雷投下
「やっぱりやりやがったな!」
「やると思いましたよ」
「いいじゃん、謎の空間のルールどおりでしょ? 存在した存在は、自分の意思で留まっていない限りは排除対象。あれがその意思表示をしていない以上は、排除しなくちゃいけないんだよ?」
「もと居た所へ帰さないといけませんからね」
「そうだけどさ、司令殿が趣味の時間じゃない事を祈るんだな」

海袮(P-3C)
撃沈したぁぁぁぁい! 油断するとすぐに駄洒落が飛び出す。駄犬とか言うな!
志乃(F-1)
注射と粉薬とアカが大嫌いな、チビで生意気な女の子。チビって言うなぁ!
伊理奈(F-2A)
志乃と大の仲良しで、志乃を弄るのがとにかく好き。アカとか別にどうでもいいらしい。





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