|
「一睡もできなかった!!」 |
|
「…………」 |
|
「文字通り一睡もできなかった!!」 |
|
「何? なんなの?」 |
|
「いやね、昨日さ、明日は朝早いからってさっさと寝たわけじゃん?」 |
|
「うん、手抜き回でさっさと寝たネ」 |
|
「手抜きじゃないよ! わはは!」 |
|
こくこくっ |
|
「ハイハイ」 |
|
「で、いざ寝ようとしたんだけど……文字通り一睡もできなかった!」 |
|
「あらら、なんで?」 |
|
「わからん、いろいろ考え事しちゃったからか? それにしても一睡もできないとは……」 |
|
「昼から夕方にかけて寝落ちしすぎたからじゃないの?」 |
|
「そ、それもあるかなぁ(汗」 |
|
「んでもま、それにしてもだネ」 |
|
「そうなんだよ、いくらなんでも眠れないにも程がある! だけど行かなくちゃならない。仕方ないから、カフェインドリンクをスタンバイさせて、眠くなったら仮眠しようということで目的地へ向けて出発したんだ。1時間くらい余裕持って出てるからな」 |
|
「本当は運転したくない状況だネ」 |
|
「うん。だけど目的地に着くまで一切眠くならなかった、意識もはっきりしてるし。なんなんだと思ってたんだけど、目的地に着いてちょっとしたら急に眠くなってきて、車の中で30分くらい寝たよ」 |
|
「……なぞですね」 |
|
「謎だなぁ。その後も眠くならず、帰りもぜんぜん眠くならなかったし」 |
|
「んで、帰ってお風呂入ってご飯食べたら、一気に眠くなってさっきまで寝落ちしてた、と」 |
|
「HAHAHA!!! 電源OFFしちゃったな!」 |
|
「なんだかなー」 |
|
「しかしほんと眠れなかったのはなんなんだろう? 音にすげぇ敏感になってたのは覚えているが……神経が張っていたのか?」 |
|
「だろうネ、なんでかは知らないけど」 |
|
「今日は流石に勘弁してほしいな(汗」 |
|
「……二日連続は……ですね」 |
|